小野川温泉（Onogawa Spa）  　

施設名	薬師の湯 旅館春木屋
場　所	山形県米沢市小野川町
源泉名	協組４号･協組５号源泉
泉　質	含硫黄ｰﾅﾄﾘｳﾑ･ｶﾙｼｳﾑ-塩化物泉 （含食塩･塩化土類･硫黄泉）
温　度	44.1℃	ｐH	7.1	溶存成分総計	3,370mg/kg
		（Na 767mg, Ca 347mg, Cl 1513mg, HS 0.2mg, H2S 0.2mg）
お湯の様子	無色透明，硫黄臭，やや熱め，塩味，かけ流し，白湯花あり
料　金	400円	営業時間		8:00〜21:00

小野川温泉の奥側、尼湯共同浴場の裏手に位置する和風旅館。立派な佇まいでちょっと敷居が高そうに見えるが、普通に日帰り入浴を受け付けてくれる。男女別の内湯が１つずつと、女性専用内湯が１つある。女性にとっては何とも嬉しい旅館だ。 　入り口から入ってすぐ右手にある男女別の内湯がある。もう一つの女性専用湯は２階にあるらしい。共通内湯は男性浴室のほうが広めで、女性浴室の方が狭めになっている。浴室に入るとすぐふわりと香ばしい硫黄臭が鼻の中に入りこんできた。湯気で曇った浴室の奥に、四つ葉のクローバーのような不定形をスパッと切ったような形のタイル浴槽が一つあり、たくさんのお湯がオーバーフローしているのが見える。広い窓の向こうには小さな庭園があり、明るい日差しが湯気にあたって光柱を作り出していた。この時期ならではの美しい光景だ。それにしてもものすごい溢れ出しだ。贅沢極まりない。早速お湯に浸かってみた。お湯はピリッと熱めで、お湯の中に白い湯花が沈んでいる。小野川温泉特有の硫黄臭ととろみのある濃いめのお湯を全身で包み込みながら至福の湯浴みだ。あっという間に体が真っ赤になり、汗が噴き出してきた。今度はオーバーフローしているスポットで体を横たえてトド化してみた。うぅん、幸せ気分１２０％だ。これは絶妙なトドスポットだ。しばらくトドになったあと、また浴槽に浸かる。自分の体のぶんだけまたザバーっと溢れていく姿が実に美しい。お湯の濃さといい、香りといい、そしてこの光景といい…ここはとても気に入りました。 　もう一つあるという女性専用浴室は、パンフレットで見る限り水色タイルの四角い浴槽だ。これはこれでとてもそそられます。女性がとても羨ましいと思った１湯でした。 H22/11/20

　　
湯気で見えづらいでしょうがこちらが男性湯。やや広め。湯口にびっしりとこびりつく白い湯花が美しい。　　　こちら１階にある共通内湯の女性浴槽。