鵜ノ崎温泉(Unosaki Spa)
施設名 かんぽの宿男鹿 場 所 秋田県男鹿市 源泉名 鵜ノ崎温泉 泉 質 含硫黄ナトリウム・カルシウムー塩化物泉
(含食塩・塩化土類-硫化水素泉)温 度 49.4℃ pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 鮮緑色透明,硫黄臭,塩味,やや熱め,かけ流し 料 金 500円 営業時間 −
H16年2月29日,惜しまれつつも「かんぽの宿整理事業」の対象として廃業しました。
秋田県男鹿市にある簡易保険の保養施設。男鹿半島の下方部分鵜崎地区にある。以前は温泉施設が無かったため新しく掘り当てて温泉付き施設として再開したが,数年で廃業を迎えることになる。(かんぽの宿合理化事業のため,平成16年2月29日で廃業)
今回は湯めぐらんすというイベントで廃業の半月前に滑り込みで行くことができた。宿泊で利用したため営業時間などは不明。浴室は1階の右側にあり,男女別の内湯が1つずつあるだけ。脱衣所に行くまではこのあと待ち受けている強力硫黄泉との出会いを全く感じさせない。浴室に入った瞬間にだれもが思わずにやりとしてしまう。何しろお湯が,岩手県国見温泉や長野県熊ノ湯温泉のようにエメラルドグリーン透明であるから。お湯はこの地区に珍しい硫黄泉で塩味を呈している。青森県碇ヶ関にあるような塩辛い硫黄泉といったところ。やや広めの浴槽に右奥の源泉口から惜しみなく緑色のお湯が注がれ,浴槽の縁にあるかけ流し場所からかけ流されて言っている。溢れさせないのはお湯の成分が強いためで床などがあっという間に析出物で覆われるのを防ぐため。このお湯はパンチが効いていて,長湯すると間違いなくダウンするお湯。浸かっては休み,浸かっては休みしながら入りたい。今ではもう味わえないが,硫黄臭ファンにはマストだったお湯。浴室内には硫黄臭を嫌っている客のために,無色透明な清潔な塩素臭がするお湯もあるが,私はこちらを見向きもしなかったような気がする。 復活がのぞまれる名湯。
H16/2/14
広めの浴室で,奥に見えるのがしょっぱい硫黄泉。 このお湯の色。たまらないです。完全満喫です。