繋温泉(Tsunagi Spa)
施設名 ひぃなの丘 湖山荘 場 所 岩手県盛岡市繋 <露天風呂> 源泉名 繋温泉(萪内の湯) 泉 質 単純硫黄泉
温 度 80.6℃ pH 9.2 溶存成分総計 758mg/kg (SO4 244mg, HS 10.4mg)
お湯の様子 無色透明,弱硫黄味,硫黄臭,熱め,湯花あり,かけ流し <内湯> 源泉名 繋温泉(新観音の湯) 泉 質 単純硫黄泉
温 度 48.5℃ pH 9.5 溶存成分総計 533mg/kg (SO4 197mg, Na 150mg, HS 8.0mg)
お湯の様子 無色透明,弱硫黄味,微硫黄臭,やや熱め,湯花あり,かけ流し 料 金 700円 営業時間 10:00〜15:30
盛岡市の繋温泉よりもやや東側の小高い丘に位置する温泉旅館。入口の看板が見つけづらいので曲がるポイントを間違えないようにしたい。市民プールまで行ったら行き過ぎたと思って欲しい。この旅館は独自源泉を2本持っており,それを内湯2ヶ所,露天風呂,足湯と利用しており,3つある離れの部屋にもそれぞれ浴室を備え付けている。今回は内湯2ヶ所と露天風呂を味わってみた。
入口から入って左側に露天風呂と新しい内湯が,右側に進むと昔からある男女別の内湯がある。内湯には低い温度の源泉を利用しており,露天風呂と足湯に高い温度の源泉を利用している。
<露天風呂>
左側の奥に進むと渡り廊下みたいな小さな廊下を進み,その先に広い露天風呂がある。廊下から左を見ると足湯が,右を見ると離れが3棟見える。男女別の露天風呂だが,奥のスペースで繋がっており,子どもなどが行き来できるようになっている。大人はご遠慮いただきたい。広い露天風呂の湯口がどこかとお湯に浸かりながら移動して探していると,1ヶ所浴槽の底からぽこぽこ気泡が出ているポイントを見つけた。どうやらお湯は浴槽の底から注がせているらしい。ここのお湯,湯温が高すぎるため,道路の脇を通して,一旦入口横でガス抜きをし,足湯,そして露天風呂と長い距離を引き湯して冷ましているらしい。それでも熱すぎるときは奥の壁から滝のように注がせるという。何てダイナミックな冷まし方なのだろう。そこまで源泉100%にこだわっているところが非常にうれしい。お湯は湯面からしっかり硫黄臭が香ってきて,やや熱めの適温にセッティングされているところもうれしい。日帰り終了間際だったため,あまりゆっくりしていることが出来ずにそのままそそくさと移動したが,ここはまた来てゆっくり浸かりたいものである。そしてできれば湯の滝を見ながらボーっと時を過ごしてみたいものだ。脱衣所には飲泉所もあり,1日290mlまで飲泉をしても良いと分析表が掲示している。蛇口をひねると硫黄味がするピュアな源泉を堪能できる。これまたうれしい配慮だ。
<新内湯>
露天風呂の真向かい,廊下の突き当たりにある新しい内湯でこちらはやや狭めの内湯となる。脱衣所は和風な空間を演出しており,アメニティグッズも一通りそろっている。浴室は3〜4人サイズの御影石浴槽が一つあり,そこに48℃の源泉が注がれかけ流されている。シャワー付きカランが3つと本当に狭い。浴室の片面全面が窓となっており,窓の外に広がる芝生とその先の御所湖の景色が最高に広がる。湯はやや熱めで当然源泉をそのまま注がせている。露天風呂の源泉よりも硫黄臭はおとなしめで,硫黄味も薄め。それでも湯花はしっかり舞っており,浴感もなかなか良い。3つあるお風呂の中で,ここのみにシャワーがあるので体を洗ったりするにはちょうど良い浴室である。個人的にはここの浴室はとても気に入りました。
<旧内湯>
入口から右へ進み一番奥へ行くとある昔ながらの浴室。おそらくこの旅館が開業した頃からある浴室なのだろう。昔ながらのタイル浴室で,シャワーがないカランが並んでいる。広めの浴室で窓もしっかり明るさを取り入れている。しかし,窓が高い位置にあるため,新内湯のようにレイクビューを湯に浸かりながら楽しむことはできない。その分いつもこちらの浴室は空いていて,貸切で利用できることが多い。ある意味穴場的な浴室。お湯は新内湯も旧内湯も同じ源泉を利用しているので,どちらかを味わえば十分である。この他に離れ3棟に浴室がある。これは泊まってみないと堪能できない。いつの日か贅沢にも宿泊で利用してみたい。
H19/3/27
こちらが昔からある湯小屋。右の端にある男女別内湯。 湯口も無骨なパイプ方式。 露天風呂と正面玄関の間にある足湯。
こちらが左側の端にある内湯。シックな感じがする狭い浴室。 湯口から源泉100%で注がせる。 景色最高。かなり眺めが良いです。
こちらが別源泉の露天風呂。源泉温度が高いため湯の出し方が様々。 今回は浴槽の底から注がせていた。 正面入口。左側にお湯のガス抜きをする穴がある。