中塩原温泉(Middle Shiobara Spa


施設名 杣の湯

場 所 栃木県那須塩原市中塩原
源泉名 杣の湯
泉 質 単純温泉
温 度 46.9℃ pH 8.4 溶存成分総計 809mg/kg

(Na 151mg, HCO3 352mg)

お湯の様子 微々茶褐色透明、やや熱め、ツルツル感あり、温泉臭、かけ流し
料 金 600円 営業時間 9:00〜20:00

 塩原温泉自由散策のラストで立ち寄ったお湯。かやぬき荘という昔ながらの旅館のお湯に立ち寄ろうと思ったら、隣に立派な施設ができていて、大々的な日帰り入浴施設の宣伝看板が出迎えてくれた。これにはちょっと拍子抜けしたが、中に入ってびっくりした。

 広めの脱衣所を抜けた先が「仮設浴場」のような「共同浴場」をちょっと大きくしたような、そんなシンプルな浴室なのだ。コンクリート作りの浴槽と浴室。パイプがむき出しの湯口。どれを見ても共同浴場スタイルなのだ。この構造でまずしびれてしまった。お湯は無色透明で若干茶色っぽく見えるお湯で、ツルツル感がある。ほんわり温泉臭が香るやさしいお湯で、湯温もやや熱めでちょうど良い湯温に設定されていた。何よりも嬉しいのが、あふれ出したお湯が川の流れのように床をすべっている姿が見られたことである。お湯に浸かりながらこの景色を眺めているだけで何とも言えないうれしさがこみ上げてきた。
 露天風呂もコンクリート造りのシンプルなもので、こちらはやや温めの設定になっていた。

 温泉街からかなり離れた中塩原のバイパス沿いにあるため、立ち寄り入浴のためには車で来るしかなさそうだが、はしご湯をする人たちならぜひ一度は訪れてみてほしいお湯だと思った。
 

H27/12/20


  
こちらが内湯浴槽。無骨な感じがする浴槽ですが、それがいいんです。  パイプから注がせるシンプル湯口。それがいいんです。   溢れていく様子が川のようです。

  
露天風呂は2人サイズ。コンクリート造りが共同浴場チックです。   こちらもパイプ湯口です。   かやぬき荘という旅館に併設したお湯です。