古町温泉(Furumachi Spa


施設名 源泉の宿 あづまや

場 所 栃木県那須塩原市塩原
源泉名 あづまや源泉
泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
温 度 58.2℃ pH 7.4 溶存成分総計 1,104mg/kg

(Na 245mg, Cl 89mg, HCO3 520mg)

お湯の様子 無色透明,薄塩味,温泉臭,やや熱め,かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00-18:00

 古町温泉街からはほど遠いのですが、箒川を挟んだ山沿いにある大きめの旅館。日帰り入浴もしっかり受け付けてくれる。昔ながらの内湯が1つと山の斜面を利用した2段の露天風呂がある。

 まずは、内湯から利用した。内湯は宿の奥にあり、昔からある大きな岩が食い込んだ場所に作った不思議な感じがする浴室だ。深めの浴槽はやや熱めのお湯で満たされており、岩から伝ったお湯がそのまま静かにかけ流されている。昔は洗い場が狭かったような感じで、後から外側に付け足されたように張り出した明るい洗い場が並び、窓の外の木漏れ日がとても気持ち良い。無色透明のお湯からは若干の温泉臭も香ってくる。古町温泉らしさが何であるかはわからないが、塩化物泉らしいほんのり甘い香りが感じられた。ここはここで落ち着いて湯浴みができる良い内湯である。
 次に一旦廊下に戻り、手前にある出口から外に出て斜面を登る露天風呂へ行ってみた。登ったところにあずまやがあり、そこで脱衣できるようになっている。混浴露天風呂らしいが、この日は貸切で利用できた。下の段は上の段からのポイポイ湯で、温めだったのでパスし、上の段のビリッと熱めのお湯に浸かった。掛けの斜面の上から見下ろす景色もなかなかのものである。暑い夏は虫だらけになりそうだが、初夏のシーズンや紅葉の時期は最高かもしれない。

 一粒で2種類のお湯を楽しめる旅館なので、湯めぐりの際にはぜひ立ち寄りたい旅館の一つだ。

H28/12/20


  
昔ながらの浴室で、深さが微妙に深い浴槽。  湯気モクで見づらいのですが、つきだしてきているのはそのままの岩盤。   お湯は端から溢れていきます。

 
後から付け足したような洗い場の天井。    一旦着衣してからまた移動した先にある2段になった露天風呂。