天童温泉(Tendo Spa   


施設名 ほほえみの宿 滝の湯
場 所 山形県天童市鎌田本町
源泉名 天童温泉協同組合6号泉,8号泉,9号泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(含石膏−芒硝泉)
温 度 61.5℃ pH 8.2 溶存成分総計 1,732mg/kg
(Na 293mg, Ca 216mg, SO4 977mg)
お湯の様子 無色透明,無味,弱芒硝臭,適温,循環利用
料 金 500円 営業時間 11:00〜15:00

 天童温泉にある大規模旅館の中で日帰り入浴を快く受け付けてくれる大事な旅館の一つ。広重美術館を併設している。天童温泉組合で実施しているワンコイン入浴に協賛しており,広い大浴場を何と500円で利用できるというところがうれしい。お風呂は別館にある。

 浴室に入るとまず飲泉所がある。これは源泉かけ流しで,石膏味がするまさしく天童温泉の源泉100%がかけ流しになっている。残念ながら人が入浴できる広さは無い。
 内湯は広めで,ドバドバと注がせている浴槽と寝湯と元ジャグジーだった浴槽が繋がっている。循環湯がドヒャドヒャと注がれている様子は圧巻だ。消毒臭などはせず,うっすらと石膏臭が香る。露天風呂はとってつけたような小さなもので,内湯の湯口の裏に所狭しとある。もともと岩の上から冷ますために滝のように伝わせていたらしいものを今は使っておらず,一部の所から滝として注がせている。自動温度調整がなされていて,時々湯口から勢いよくお湯が出てくる。露天風呂のお湯は内湯より鮮度が良く,芒硝系の温泉臭が香る。これは気持ちよいです。両側の底から少しずつ熱いお湯が追加されている循環湯だろうが,この気持ちよさは素晴らしいです。しばらくこの露天風呂でほんわかと至福の時を過ごしました。

 天童温泉のお湯は源泉100%で注がせるとかなり石膏芒硝臭が香ると思われる。どこかそんな施設はないのだろうか。

H21/12/29


  
広い内湯。真ん中にあるオブジェがまた目を引く。    こちら狭いながらも良い露天風呂。眺めよりも湯の良さでしょう。   こちら源泉100%の飲泉湯口。