天童温泉(Tendo Spa   


施設名 栄屋ホテル
場 所 山形県天童市鎌田二丁目
源泉名 天童温泉協同組合第8号源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
温 度 69.6℃ pH 8.4 溶存成分総計 1,791mg/kg
(Na 294mg, Ca 242mg, SO4 975mg)
お湯の様子 無色透明,無味,弱芒硝臭,適温,半循環利用一時的に強烈かけ流し(笑)
料 金 500円 営業時間 11:00〜15:00

 国道13号のすぐ脇にある大きめのホテル。温泉街から離れた位置にポツンとある。大規模風に見えるのだがワンコイン入浴を受け付けており、1階大浴場を利用することができる。栄屋名物の展望風呂はワンコイン入浴では利用できない。

 フロントからすぐ右手に曲がった方に大浴場がある。男女別の内湯浴室で、広めの石タイル造りの浴槽が一つあるだけのシンプルな造りだ。浴槽は広めで、10人以上が一度に利用できるサイズだ。お湯がドバドバと注がれていて、少しずつ溢れ出している。浴室全体にほんわりと温泉臭に似た芒硝系の香りが漂っている。おお!なかなか良いではないか、と感心しながらしばらく無色透明なお湯にのんびりと浸かっていた。すると突然地響きのような音を立てて湯口が唸りだした。今までも湯口から大量にお湯が注がれていたのだが、その2倍近くの量が湯口から吹き出してきた。下の写真で見比べるとわかるだろうが、半端じゃない量が注がれるのだ。しかもこれが源泉100%。激熱で、ビリビリ感がしっかりとある。これでもかこれでもかと注がれるので、気がつくと、浴槽の回りからドバドバとお湯が溢れ出している。一瞬にして強烈なかけ流し状態となってしまった。熱めのお湯が注がれた分浴槽内の湯温も上昇し、浸かり心地が抜群に良くなった。2分程度経過しただろうか、湯口は唸り声を止め、またいつもの平穏な湯口へともどっていった。この嵐のような2分間の湯遣いは実に最高だった。
 天童温泉でこれだけ強烈にかけ流しを味わった経験は今まで無い。あのビリビリ感が忘れられずに、もう一度味わおうと数10分待ってみたが…、残念ながらもう嵐は来なかった。

H22/12/27


   
こちらが通常の循環湯を注がせた時の様子。   こちらが源泉をドバドバ投入時の様子。    そして一気に溢れ出します。これぞ強制かけ流し状態。