熱海温泉(Atami Spa


施設名 山田湯
場 所 静岡県熱海市和田町
源泉名
泉 質 カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 50.6℃ pH 7.5 溶存成分総計 3,870mg/kg

(Na 625mg, Ca 708mg, Cl 1666mg, SO4 735mg)

お湯の様子 無色透明,薄塩味,無臭,かなり熱め,かけ流し
料 金 300円 営業時間 8:00〜11:00,15:30〜21:00

 熱海駅前で友人にピックアップしてもらい最初に連れて行ってもらった共同浴場がここ。どう道を移動したのかは全くわからないが,はっきりしているところは「細い道を上がって,さらに細い道が枝分かれするところを斜め下に下った先にある民家」にある温泉。看板などは全くない。以前は自販機があったらしいが,今はそれもないので目印は「のれん」のみ。元々民営の共同湯だったものが,現在は市に移管されて運営しているらしいがそのへんはよくわからない。

 脱衣所の奥に,シンプルな造りの浴室がよく見える。タイル造りの浴室の男女仕切り側に四角い浴槽が一つポツンとあるだけの浴室だ。水色のタイルが実に目に眩しい。早速脱衣して浴室に入ってみた。ふんわりと湯気につつまれた浴室は明るく,男女の仕切り壁にはタイルアートがある。浴槽の縁はあちらこちら補修の跡があり,長い年月の間お湯の溢れと戦ってきたタイルの歴史が刻まれている。そんな思いにふけっているときに友人の悲鳴が聞こえる。「熱い!これは熱すぎですよ。」……本当かと思って確かめてみると…,やはりこれは熱い。体感でおそらく49℃だろう。これを水で埋めるのはせっかくの源泉の良さが失われてしまいもったいないので,意を決して自分が氷役を買って出た。熱いのを承知でザブンと体を沈める。ビリビリ感が肌に突き刺さってくる。ううん,10秒程度が限界か…。次を友人に託した。かわるがわる入っているうちに温度が47℃まで下がった。それでも熱い。そんな時に壁に掛けられている入浴の注意書きが目に入った。「浴室を出るときは次の人のためにお湯と水は止めていってください…」なるほど,前の人が閉めていかなかったのだね。どうりで熱いわけだ。
 ということで,お湯の印象は?と聞かれても「熱いです」としか記憶に残っていません。次回チャレンジできる機会があったら,今度は普通の温度の山田湯に出会いたいものです。

H22/2/5


  
美しいシンプルなタイル浴槽が1つ。洗い場は広い。  どんどん注がれ熱めになっていた浴槽。   かけ流し量もハンパ無い。熱さもハンパ無い。