真湯温泉(Shinyu Spa    


施設名 真湯温泉
場 所 岩手県一関市厳美町字祭畤
源泉名 真湯温泉(真湯2号)
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性アルカリ性高温泉)
温 度 59.0℃ pH 8.7 溶存成分総計 1,431mg/kg

(Na 261mg, Ca 159mg, SO4 931mg, HS 0.5mg)

お湯の様子 無色透明,無味弱芒硝臭,露天のみかけ流し,ビリビリ感あり
料 金 390円 営業時間 10:00〜20:00

 国道342号を栗駒高原方向へ進みこれから山越えに入るという場所の直前にある温泉。平成5年に利用して以来,実に久しぶりの再訪である。以前来たときは内湯と露天風呂のみだったのだが,今回は真湯温泉センターなるものもできており,入浴料金を支払うと3カ所どこでも利用できるということ。使い方によってどれを利用するかを使い分けると良いだろう。

 内風呂は浅めの部分と深めの部分をうまく曲線で描いたような浴槽が1つあり,お湯は消毒,加温され循環利用されている。無色透明で若干塩素臭を伴う程度でもう少し小さめの浴槽にしてかけ流しにすると丁度良さそうな雰囲気がある。(以前はかけ流しだったような気がするが・・・)
 渡り廊下を通って右側に進んだ先にあるのが温泉センターで,こちらは何種類かのフィットネス入浴方法が選べるクアハウス形式。箱蒸し風呂やサウナなども完備している。洗い場も広く清潔な感じがする。お湯は加水,加温,消毒,循環利用されており,あえてこの施設を作ったのはなぜなのかという疑問さえ生まれてくる。きっと市民から望まれて作ったに違いない。ロビーには飲泉所もある。
 露天風呂は開店当時からあるもので,渓谷に向かって作られた小さめのもの。浴槽に注がれるお湯は源泉100%加水無し加温無し消毒無しのかけ流し。無色透明で無味,若干芒硝臭を伴った熱めのお湯がとても気持ち良い。ここさえ入っていれば真湯温泉は全て語り尽くせるだろうというくらいすばらしいお湯。4人くらい入ると一杯になりそうな岩組の浴槽に溢れるビリビリしたお湯。芒硝好きにはたまらないです。ここに入って10年以上前の良き記憶が蘇ってきました。そういえばあのときもここでふぅと一息ついたっけなあ。
 これから先もこの露天風呂のかけ流しだけはしっかり伝統として守り続けていってほしいと思います。

H18/7/29再訪


  
内湯。右側が深め,左側が浅めの浴槽。  こちらが真湯温泉センター浴室。広めでアメニティもばっちり。  センターのロビーにある飲泉所。

  
この施設の中で唯一すばらしい湯使いをしている露天入口。   緑の景色を目の前にピュアな源泉を味わえる。湯口の樋もなかなかイカしている。