瀬見温泉(Semi Spa   


施設名 旅館 小川屋
場 所 山形県最上町
源泉名 町営5号源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(含石膏−食塩泉)
温 度 67.2℃ pH 7.6 溶存成分総計 1,950mg/kg
お湯の様子 無色透明,無味,無臭,井戸水加水あり,かけ流し
料 金 400円 営業時間 要相談

 瀬見温泉の一番目を引く旅館喜至楼の右隣にある老舗旅館。この日はお盆前ということもあり,どの旅館の日帰り入浴も断る中で,唯一快く入浴を引き受けてくれた。宿の方の心遣いに感謝したい。

 浴室は混浴大浴場,婦人専用浴室,家族風呂の3カ所あり,客の入りに併せて浴室を割り振って使っている。今回は大浴場のレポになる。大浴場は旅館の正面を奥へ奥へ上っていった先にある。斜面に沿って造られた旅館だけあり,上へ上へ上がっていくのは瀬見温泉の山側では常識的なこと。浴室に入るとたった一つの中くらいの浴槽がぽつんとあるだけで非常にシンプル。タイル張りの浴槽には浴槽内の湯口からお湯を注がせている。瀬見の源泉が熱いため井戸水で加水してから注がせており,浴槽内の温度は41℃程度に保たれている。瀬見独特の弱硫黄臭や芒硝臭は残念ながら感じられない。静かな雰囲気でゆったりお湯に浸かっていても熱くないので長湯できてしまいそうなお湯。
 静かにじっくり浸かるにはとても良いが,加水が無い状態のフレッシュな源泉に出会うにはここではなく他の施設の方がよさそうである。

H18/8/12



お湯は無色透明で加水のため芒硝臭が感じられない。  湯口はジェットバス状に浴槽内から注がれる。