寒河江温泉(Sagae Spa      


施設名 賀原屋旅館
場 所 山形県寒河江市本町三丁目
源泉名 寒河江温泉協同組合第2号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
温 度 50.2℃ pH 7.2 溶存成分総計 1,392mg/kg
(Na 433mg, Cl 582mg, HCO3 355mg, Fe(2) 0.5mg, Br 1.8mg, I 0.3mg)
お湯の様子 茶褐色透明,重曹味+うす塩味,臭素臭+鉱物臭,かなり熱め,かけ流し
料 金 日帰り不可 営業時間

 寒河江駅前にある寒河江温泉を利用している旅館の一つ。以前からネット上で気になっていた鄙び旅館だったが行けずじまいだった。平成19年の冬に駅前の歩道再開発事業のため旅館の母屋一部を改修,浴室棟を新たに改築した。
 日帰り入浴をお願いしてみたところ丁重にお断りされたのだが,その日知人のA氏が素泊まり4500円で宿泊することになったため,そのついでに浴室のお湯をちょっとだけ味わわせてもらった。

 旅館の奥に浴室棟があり,新たに建てられた小綺麗な浴室が1つだけある。浴室が1つだけのため男女別ではなく貸し切りで利用する仕組みになっている。扉を開けると寒河江温泉独特の臭素系の香りがブワッと鼻に飛び込んでくる。すばらしい香りだ。石タイルで組まれた浴槽の縁からこれでもかと言わんばかりに溢れている。湯口からうす茶褐色透明で熱めのお湯がどんどん注がれており,鉱物臭と臭素臭が混じったような香りがする。A氏の話だと,お湯は源泉100%利用だそうで,加水,加温など一切無いピュアなものだったということだ。この香りに包まれながら,この溢れに体をゆだねてトドになり一晩中過ごしたらどんなに気持ちが良いだろう,と思いながらこの浴室を後にした。実際に宿泊したA氏からのレポートだとやはりあの香りに包まれて至福の一夜を過ごしたとのことだった。汗は出るが,ひいた後の湯上がりはサラサラしてとても心地よいとのこと…。
 今までノーマークだった寒河江温泉という温泉地,この地に一度宿泊してゆっくりお湯を満喫したいと心から思った。

H20/8/14(一部A氏レポート引用)


  
小さめの浴室が1つで,貸し切り利用する。小さな浴槽にドバドバかけ流し。   湯口の上に鎮座するシーサーと蛙。    この美しいまでのかけ流しが見えるでしょうか?