大開温泉(Oobiraki Spa 


施設名 おおびらき温泉
場 所 青森県弘前市大開2丁目
源泉名 大開源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 67.3℃ pH - 溶存成分総計 8,298mg/kg
(Na 497mg, Cl 569mg, SO4 56mg, HCO3 350mg)
お湯の様子 褐色濁り、 薬臭+温泉臭、塩味、半循環かけ流し 
料 金 350円 営業時間 5:00〜25:00

 弘前市小沢地区にある新興温泉で、桜ヶ丘団地の真向かい、大開保育所の真裏にある。桜ヶ丘温泉から直線距離で1kmも無いであろう場所なのにぜんぜん泉質が違っているところがすごい。掘削自噴泉で、毎分470㍑あまりも出る豊富な温泉を使って家族風呂を複数準備している。

 源泉に加水しなくて済ませるために熱交換のために循環させている、という表示がありどんな感じなのか確かめるべく、いざ内湯へ突入してみた。手前にシルキーバスと気泡風呂があり、こちらは温泉ではなく水道水を利用している。その奥にある比較的広めの浴槽が温泉浴槽だ。黄色がかった鶯系褐色のお湯が木をくりぬいた湯口から多めに投入されており、浴槽の隅にあるかけ流しスポットからかけ流されていた。この広い浴槽内にバイブラポイント、圧注浴用ジェットバス、打たせ湯が配置されており、何かせわしない雰囲気がある。かけ流されているスポットは本来タイルで作られていたはずなのに、たった1年でここまでなるかというくらい石灰華がこびりついてコテコテになっていた。源泉の成分はものすごく濃そうだ。問題の「循環」だが、かけ流しスポットの手前でかなり勢いよく吸い込む吸い込み口があり、そこから大量の温泉が吸い込まれていた。源泉温度が高いため熱交換ということになっていたが、こういう湯づかいではなく、源泉を少なめにちょろちょろ出す源泉浴槽を準備するともっと味わい深く温泉を楽しめるような気がした。
 これから数年たつときっと白馬龍神温泉のように床がコテコテに変わっていくのだろう。その頃にまたここを訪れてみたい。

H20/4/6


  
こちら温泉浴槽。たった一年しかたっていないのにすでに白馬龍神温泉に近づいている。タイルが見えません。  湯口は丸太をくりぬいたもの。