踊鹿温泉(Odoroka Spa    


施設名 踊鹿温泉 天の湯
場 所 岩手県遠野市青笹町糠前第9地割字踊鹿
源泉名 踊鹿温泉(天の湯)
泉 質 単純放射能冷鉱泉
温 度 11.6℃ pH 6.3 溶存成分総計 229mg/kg
(Mg 3.8mg, Mn 0.3mg, Fe 7.0mg, HCO3 70.2mg)
お湯の様子 黄土色濁り,重金属臭(ドブ臭),かけ流し
料 金 630円 営業時間 10:00〜

 遠野市の国道283号沿いにある踊鹿という交差点を北の方向に曲がるとある日帰り温泉施設。正面に駐車場が無く,裏手にあるので来るまで訪れた際には回り込んで駐車しよう。休憩所のスペースには食堂もあり,1日ゆったりくつろげるようになっている。

 少し高めの料金設定で,下足箱の鍵と一緒に料金を支払って替わりにロッカーのキーを受け取る仕組み。建物は古いが仕組みは最新のセンター系施設と同じ方法だ。入り口前には飲泉所(左写真)があり,鉄臭がする透明な水が垂れ流しになっている。
 いざ浴室へ突入するとそこに信じられない光景が浮かぶ。2つの浴槽はどちらもかけ流しになっており,ともに黄土色濁り湯が注がれている。奥の塩ビパイプから注がれているのは加温湯で,うっすら重金属臭がする。ちょっと間違えるとドブのような香りだ。やや熱めの設定で,浴槽の反対側からかけ流されている。もう一つの浴槽は源泉槽で,冷たい鉱泉がそのまま注がれかけ流されている。男女の浴槽が繋がっているらしく,残念ながら男湯側には湯口が無い。繋がっている間から時々冷たい流れがやってくるのがわかる。冷たい浴槽の方はドブ臭よりも金属の香りが香ってくる。しばらく冷たい方に浸かり,時々温かい方へ浸かり直し,また冷たい方へ浸かる。これをしばらく繰り返してしまった。この日の花北地方は晴天で気温もすでに30℃を超えていた。湯上がりは体が冷え冷えしていて,汗が全く出ない。体をクールダウンでき,とても爽快な気持ちでこの施設を後にした。

H20/8/4


  
2つの浴槽が並ぶ。手前が源泉槽。奥が加温浴槽。 加温湯が注がれる湯口。これはこれで良いです。   こちらの源泉槽が抜群に気持ち良い。