温湯温泉(Nuruyu Spa


施設名 佐藤旅館
場 所 宮城県栗原市花山字本沢温湯
源泉名 花の湯,芳の湯,真湯混合泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)
温 度 56.2℃ pH 7.8 溶存成分総計 1,410mg/kg

(Na 410mg, Ca 50mg, Cl 595mg, SO4 71mg, HCO3 143mg, CO2 11mg)

お湯の様子 無色透明,薄塩味,無臭,やや熱め,かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00〜17:00

 国道398号線を栗駒方向へ走り,宮城県側最後の集落が旧花山村温湯地区。その温湯地区にある昔ながらの湯治旅館で,日本秘湯を守る会会員宿。混浴大浴場が1つと女性専用内湯が1つ ,そして露天風呂が1つある。

 旅館に入ってびっくりするほどのアブラ臭がした。これは!と思ったところ,草刈り機の混合ガソリンを床にこぼしたらしく,館内中にガソリン臭が充満していたのだ。さて浴室は,かなり古い建物にある古めの浴室で,脱衣所もかなり古い。男女別の脱衣所があり,そこから先は広い混浴の内湯がある。ゴレンジャーの赤レンジャーのマスクのような形をした浴槽 が一つありその背面の壁が岩ぼこ。その岩ぼこの左端から打たせ湯のように熱い源泉が注がれている。まちがって打たせ湯をしてしまうと熱くてやけどしそうなくらい熱い ので気をつけたい。岩ボコの上に見えるすだれがかかっている窓の奥に女性専用浴室があり,女性専用浴室から混浴浴室が丸見えになっている。弱食塩泉なので肌に優しく とろみを感じるお湯なので,湯治したりするのにはもってこいの泉質。湯上がりは必要以上にぽかぽかあたたまる。露天風呂は別源泉(新湯:Na-Cl泉:69.0℃,pH 7.8,成分計1477mg)を利用しており,こちらも雰囲気が抜群に良い。
 日帰りで入浴するというよりは,一日ゆっくり過ごしたり,宿泊したりしながら利用できると良さが満喫できるかもしれない。

H18/8/9


  
暗くてうまく写らなかった混浴大浴場。         離れにある露天風呂用湯小屋。      男女別露天風呂は新湯源泉を利用。