温川温泉(Nurukawa Spa)
施設名 温川山荘 場 所 青森県平川市切明字津根川森国有林 源泉名 温川温泉 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 温 度 58.0℃ pH − 溶存成分総計 1,369mg/kg (Na 298mg, Ca 106mg, Cl 260mg, SO4 477mg, CO2 16.1mg, H2S 0.2mg) お湯の様子 無色透明,弱こげ硫黄臭,微硫黄味+微塩味,かけ流し,加水あり,適温 料 金 500円 営業時間 12:00〜17:00
国道102号線を十和田湖方向へ向かい,冬季閉鎖になる手前にある秘湯を守る会に登録している宿。まわりの集落がひっそりしているため一軒宿の温泉旅館というイメージ。以前は国民宿舎ぬる川という施設もあったがそこもずっと昔に廃業してしまった。浅瀬石川にかかる吊り橋を渡ると雰囲気が抜群によい旅館入口が見えてくる。正面は改装してきれいになっているが,宿泊棟などは昔のままの造りで結構年季が入っている。男女別の内湯が1つずつと,混浴露天風呂がある。
内湯は旅館の奥の方にあり,小さめの浴室は昔ながらの造りをしていて,1/4円を長くしたような浴槽の周りに板張りの床が印象的で目を引く。お湯からほんのり硫黄臭と甘いにおいをミックスしたような香り(焦げ硫黄臭?)が香る。味も塩味と硫黄味をミックスしたような味がして,適温に調節されてかけ流されている。浴室,浴槽のサイズといい,お湯の香りといい,お湯の柔らかさといい,どれをとっても極上 な気分を味わえる。ここはじっくり浸かるにはとてもベストな湯でしょう。湯上がりもさっぱりで,とても気持ちいいです。
混浴露天風呂に行くためには,内湯から着替えて,玄関まで戻る必要がある。玄関の脇にある木の階段を下り,露天風呂に行くと,脱衣所が男女別だが浴槽は混浴になっている味わい深い露天風呂がある。また,そのお湯の廃湯を使った小さな露天風呂もあるが,そちらはあまり人気が無い。さて,この露天風呂には源泉が2種類注がれていて,片方は内湯と同じ焦げ系の硫黄臭が香り,もう一方は新鮮な硫黄臭がした。全く違う2つの源泉のブレンド湯に水が加水されており,適温に調節されている。この硫黄臭がするお湯は飲んでも美味で,とても気に入りました。
温川温泉はほとんどが自噴泉(統計では8本中7本が自噴泉)で,しかも温川山荘だけで3本ほど源泉を所有しているらしいです。まだまだ奥が深い温川のお湯を確かめるためにぜひとも再訪したいものです。H18/6/24
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こちらの吊り橋をわたるとそこに秘湯を守る会旅館がある。 内湯は独特な板張り床が特徴。 雰囲気抜群の湯口と浴槽。焦げ硫黄臭がうれしい。
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この階段を下りていくと混浴露天がある。20:00〜21:00までが女性専用タイムになる。 露天風呂の中にある台。おもわず日本酒が欲しくなる。
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こちらが湯口その1。硫黄臭がはっきりします。硫黄味も感知できます。 こちらの湯口がこげ硫黄臭がする湯口。 脱衣所の隣にある小露天風呂。