金浦温泉(Konoura Spa) 


施設名 金浦温泉 学校の栖
場 所 秋田県にかほ市大竹字硫黄谷地
源泉名 金浦源泉
泉 質 単純硫黄冷鉱泉
温 度 14.0℃ pH 6.5 溶存成分総計 739.5mg/kg

(Na 21.2mg, H2S 13.2mg, HS 3.7mg)

お湯の様子 薄白濁、硫黄味、硫黄臭、加温あり、白い湯花あり、かけ流し
料 金 400円 営業時間 6:00〜21:00

 にかほ市旧金浦町にある小さな鉱泉宿。一度廃業したのだが買い手がつき、リニューアルオープンした。もともとは大竹小学校という小学校の跡地を利用した公共施設で、学校から離れた場所にあった廃業宿から鉱泉を引いて営業していた。敷地内には石像や校門など学校としての名残がしっかり残されている。

 浴室に入ると、左右に浴槽が分かれて設置されている。左側が北投石を通してわかした鉱泉で、右側が硫黄鉱泉だ。左側浴槽には水風呂も付随している。それにしてもたくさんの人だ。当然硫黄泉の浴槽にまず向かうことになる。こちら、加温された硫黄泉がしっかりかけ流されている。うっすら白濁したお湯の中には白い湯花が舞い、湯面からしっかり硫黄臭が香っている。ちなみに湯口付近よりも湯面のほうが硫黄臭が香る。みた目以上にあっさりした硫黄泉で、やわらかめの浴感がある。とっぷり浸かっていると心地よく、幸せな気分になる。しかしながら人が多いため落ち着いて湯浴みできない。次から次へと人が訪れる様はまるで学校のようだ。この硫黄泉をじっくり味わうにはやはり宿泊で堪能するのが一番なのだろう。由利本荘にかほエリアでは貴重な硫黄泉なのでぜひ日を改めて宿泊で利用してみたい。

H20/4/27


  
激混みの浴室。左が北投石の入った鉱泉。右側が硫黄泉。    うっすら白濁している硫黄泉です。   湯口付近は白く硫黄成分がこびりつく。