湯沢温泉(Yusawa Spa


施設名 角屋旅館
場 所 新潟県関川村字湯沢
源泉名 関川村有温泉湯沢1号泉、2号泉、3号泉の混合泉
泉 質 単純温泉
温 度 47.5℃ pH 7.5 溶存成分総計 985mg/kg

(Cl 204mg, SO4 286mg, Na 262mg, HS 0.2mg)

お湯の様子 無色透明、うっすら硫黄味、ほんのり硫黄臭+芒硝系温泉臭、ぬるめ、かけ流し
料 金 400円 営業時間 要相談

 えちごせきかわ温泉郷の湯沢温泉にある温泉旅館。坂を登った一番手前にあり、昔ながらの雰囲気を大切に建てられたような建物だ。日帰り入浴をお願いすると、快く引き受けてくれた。浴室が手前に1つと奥に1つあるが、奥は専ら宿主の家族で利用している浴室なので、お客様達は手前の広いほうの浴室を利用しているのだそうだ。両方の浴室を見せてもらって感動し、頼み込んで奥の浴室を利用させてもらった。宿のお方、その節は本当にありがとうございました。

 手前の浴室は広めで8人サイズのタイル浴槽が1つあるシンプルな浴室だ。郵便局のポストのような形の湯口からお湯が静かに注がれ、かけ流されている。やや温めの40℃強のお湯からはふんわり温泉臭とうっすら硫黄臭が感じ取れる。今回は見学だけで終わったが、ここの浴室でも十分このお湯の良さを味わえそうである。
 さて、無理にお願いして入った奥の浴室だが、こちらは狭めで、1人サイズの浴槽と1人サイズの洗い場があり、この浴槽に静かに無色透明のお湯が注がれている。浴室が狭い分、しっかり硫黄臭と温泉臭が香り、浴槽の中には白い湯花も舞っている。この狭い浴室を男2人で利用したのだが、いやあ、楽しいです。お湯の良さを分かち合える友人とこのMTなお湯を独占できるのですから。ここのお湯に浸かってみて思ったのが、以前まで入ったことがある共同浴場のお湯よりもかなりマイルドな感じがした。
 湯上がり後に女将さんから源泉についてお話を聞いてみた。すると、以前まで使っていた熱い源泉が出なくなってきて、新たに掘った別の源泉と混合してから今のようなお湯になったのだそうだ。なるほど、分析表を見ても、以前利用していた2号泉意外に3号泉も混合して利用しているのがわかる。HSイオンが減った分だけ硫黄臭もマイルドになり、お湯の雰囲気が変わったというわけだ。どっちにしろ、この湯沢温泉のお湯は個人的には「どストライク」なので再訪間違いなしでしょう。

H25/7/14


  
手前の浴室。浴槽のサイズは5〜6人サイズ。     湯口は独特な郵便ポストタイプ湯口。中にフィルターが入ってます。   ポイポイ湯を使っての洗濯場。

  
こちらが奥にあったもう一つの浴室。1人サイズで洗い場も1人サイズ。    カエルが聳える湯口。ここから静かに注がれ、そしてかけ流し。無理を言ってこちらの浴室を利用しました。