高瀬温泉(Takase Spa


施設名 旅館 古川舘
場 所 新潟県関川村字湯沢
源泉名 高瀬混合
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 69.0℃ pH 7.9 溶存成分総計 2,733mg/kg

(Cl 1053mg, SO4 451mg, Na 851mg, HS 0.4mg)

お湯の様子 無色透明、うす塩味、温泉臭、適温、かけ流し
料 金 400円 営業時間 要相談

 高瀬温泉街の一番奥にある昔ながらの温泉旅館。今回の湯巡りですでに高瀬温泉の旅館を4軒まわり、高瀬温泉お腹いっぱい!という状態になって高瀬温泉街を後にしたはずなのですが…、次の温泉地に向かっている途中で「某旅館に携帯電話を忘れてしまったという事実」に気付き、高瀬温泉にわざわざ戻ってきました。そこで、これも何かの縁だと思ってもう1軒巡ることにして選んだのがこの古川館です。実はここを最後に選んだということが大当たりでした。ここは他の高瀬温泉の旅館とは違って日帰り料金が100円安い400円という設定なんです。実は古川館は値段だけでなくお湯も素晴らしかったのです。

 入り口から入って左側に男女別のシンプルな内湯が1つずつある。男女の浴室は左右がシンメトリーな造りになっていて、6人サイズのタイル浴槽が1つあるだけの浴室だ。洗い場にシャワー付きカランも2つほど並ぶ。さてお湯だが、宿主が「表面が熱いのでかき混ぜてから入ってくださいね。ではごゆっくりどうぞ!」と言ってくれたことを思いだし、さっそく熱いお湯の中を湯もみしてみた。するとあらま本当に適温の41℃になっちゃいました。湯面が静かになってからゆっくりお湯に顎まで浸かってみました。うぅん、すこぶる良い香りが鼻に飛び込んできます。この香りが良いんです。湯口は蛇口湯口で何の飾り気もない湯口なのですが、この蛇口の先にこびりついている石膏成分がまたMT好きの心を揺さぶります。高瀬温泉で初めて出会った適温温めの源泉100%かけ流しです。ここは気に入りました。高瀬温泉に来た際にはぜひとも再訪したい旅館です。
 本当はさらっと上がって次だ次!と考えていたのですがうれしい誤算でした。結局30分以上浴室に滞在してしまい、この日訪れる他の温泉地をカットしたことは言うまでもありません。

H25/8/12


  
こちら殿方浴室。床のタイルが心なしか細かいような…?     湯口のお湯は絶妙なひねり具合で湯温を調整していた。     こちらはシンメトリーな姫方浴室。溢れ出しがきれいです。