雲母温泉(Kira Spa


施設名 かくれ宿 清流荘
場 所 新潟県関川村字上関
源泉名 雲母1号,雲母2号混合源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 69.0℃ pH 7.9 溶存成分総計 2,097mg/kg

(Cl 790mg, SO4 371mg, Na 589mg, Ca 70mg)

お湯の様子 無色透明,微塩味,弱芒硝系温泉臭,適温,衛生管理のための循環併用かけ流し
料 金 500円 営業時間 要相談

 雲母温泉の一番山形県寄りにある温泉旅館。昔ながらの風情を残した造りで、いかにもかくれ宿といった感じで一般人には敷居が高そうなイメージがする。今回立ち寄り入浴をお願いすると、入浴をお断りしている時間帯だったにもかかわらず引き受けてくださいました。この場を借りてお礼をさせていただきます。

 入り口から入った正面ロビーには「一期一会」と書かれた立派な書が飾ってあった。そこを正面に見て左側に進んだ場所に男女別の浴室がある。今回は奥の浴室を利用させてもらった。まず浴室に入って目に入るのは木で縁取られた円形浴槽だ。このサイズ大きめで10人は一度に入れそうな広さだ。奥の木箱湯口からお湯が注がれ、穴を通じて外の露天風呂に溢れている。露天風呂の湯温が下がりすぎないように露天風呂にも若干新鮮な源泉を追加投入していた。まずは内湯に浸かってみた。やや熱めの適温に調整されているお湯はふんわりとした感じで、雲母温泉のビリッとした熱さはあまり感じられなかった。その分入りやすさがあり、ゆったり浸かるにはちょうど良さそうだ。お湯からは芒硝系の温泉臭が香り、やはりこれは雲母のお湯だなと改めて実感させられる。浴槽内には小さな吸い込み口があり、おそらく衛生管理のための循環装置を働かせているものと思われる。こういう循環はお湯自体にあまり影響が出ないので全然問題ない。今度はオーナー手作りの露天風呂へ入ってみた。こちらは温めの湯という張り紙があるだけあって、本当に温めで気持ちが良い。とろっとした浴感があり、長湯できそうな感じがした。コンクリートと石で作られたワイルドな浴槽の温めのお湯に浸かりながら外の空気を浴びるのもまた気持ちが良い。
 雲母温泉の3軒の旅館はそれぞれ個性があって、どれも甲乙つけがたい。共同浴場の激熱、本館の硫黄臭、寿荘のキラキラ溢れ出し、そして清流荘の温めでまったり。その日のコンディションに合わせて選べる地区民が羨ましすぎる!!

H25/8/12


  
こちら木で縁取られた円形浴槽。適温です。浴槽内には小さな吸い込み口がありました。     湯口からはやや熱めのお湯が注がれています。    溢れ出したお湯はそのままオーナー手製の露天風呂へ注がれます。。