雲母温泉(Kira Spa


施設名 旅館 寿荘
場 所 新潟県関川村字上関
源泉名 雲母2号(金子)
泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 95.0℃ pH 7.6 溶存成分総計 2,632mg/kg

(Cl 1005mg, SO4 458mg, Na 756mg, HS 0.4mg, H2S 0.1mg)

お湯の様子 無色透明,微塩味,芒硝系温泉臭,あつめ,かけ流し
料 金 500円 営業時間 要相談

 国道113号線で雲母温泉街の方向には行かず丘側の方向に曲がり、雲母踏切を越えた先にある温泉旅館。国道沿いからも「寿荘」という大きめの文字が見えるのですぐにわかるが、まさかここにも雲母温泉が引かれているとは自分自身今まで思ってもみなかった。今回、満を持して日帰り利用させてもらった。日帰り客は丘の下の駐車場を利用して階段を上っていくことになる。

 入り口で入浴料を払い、階段を上った2階に男女別の浴室がある。それとは別に家族風呂もある。織り姫の湯彦星の湯と名付けられた男女別の内湯は広さこそ違え、浴槽サイズは殆ど同じで雲母温泉のすばらしさを味わうことができる。今回は右側浴室を利用させてもらったが、浴室内に入ってまず目に飛び込んでくるのがそのお湯の透き通り感の美しさだ。温泉名にもあるように、溢れ出したお湯がキラキラと輝いて流れて行っている。浴室内には芒硝系の温泉臭が香り「うんうんこれですよこれ!」と思えるようなとても幸せな気持ちになる。熱めの源泉を利用しているのだが引き湯距離が長いことなどからうまく調整されており、やや熱めの快適な温度で利用することができた。湯温は43℃。最初はビリッと刺しこむ感じがあるがすぐに慣れ、次第にそれが心地よさに変わってくる。底から注がせている源泉もそんなに熱いわけではなくいつまでも気持ち良く湯浴みできる。湯面から香る微妙な硫黄臭と芒硝系温泉臭が鼻の奥をくすぐってくる。MTなお湯に囲まれて幸せな気持ちでいっぱいになった。

 寿荘や雲母本館のように、ほぼ貸切でゆったり浸かることができる浴槽があるという点から、さらに雲母温泉が好きになった。やはり雲母温泉は心の故郷です。正直関川村民になりたいと切に思った。

H25/8/12


  
斜面の上の方(2階)にある男女別浴室。こちら右側浴室。ひろびろとした中に浴槽が1つ。    浴槽の中央の穴からお湯がもこもこと注がれる。   溢れ出し量が見えますでしょうか?美しすぎます。

  
こちらが左側浴室。右浴室よりも狭めですが、浴槽内の中央穴から注がれる形式は同じ。   溢れ出すお湯が美しい。    宿泊者用の家族風呂もあります。ゆっくりお湯を貯めているところでした。