鳴子温泉(Naruko Spa


施設名 天然温泉 福の湯
場 所 宮城県大崎市鳴子温泉末沢
<湯治の湯>
源泉名 末永の湯1号泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
温 度 58.7℃ pH 7.2 溶存成分総計 1,999mg/kg

(Na 282mg, Ca 201mg, HCO3 884mg, SO4 347mg, CO2 164mg )

お湯の様子 無色透明,かけ流し,やや熱め,温泉臭
<福の湯炭酸泉>
源泉名 大畑1号泉
泉 質 含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
温 度 38.3℃ pH 6.0 溶存成分総計 1,262mg/kg

(Ca 148mg, Fe2 3.4mg, HCO3 757mg, CO2 1221mg )

お湯の様子 無色透明,金気臭,泡付きあり,油膜あり,かけ流し,ぬるめ
料 金 500円 営業時間

 鳴子温泉江合川の対岸にある日帰り温泉施設。以前は1000円程度?の高い入浴料だったので入るのをためらっていたが,今回訪れてみると500円になっていたので踏ん切りをつけてチャレンジすることにした。仙台市在住のM氏が「炭酸泉が信じられないくらい良いです!」と言っていたので,いつかはチャレンジしなければと思っていたところ,今回その機会がやっと訪れたという感じだ。

 浴室に入ると,広めの浴槽に3本の湯滝が見える。こちらは末沢の芒硝系のお湯だ。3本の湯滝以外にも手前の浴槽内から勢いよくお湯が噴き出していて,かけ流されている。やや熱めのお湯で,ビリッと体にさし込むような浴感がある。お湯からはほんのりと温泉臭が香る。こちらのお湯は何とも自分好みのお湯だ。さて,その隣に細長く何やら赤茶けた浴槽があるではないか。これが噂の炭酸泉だろうと思い,今度はそちらにチャレンジした。温めのお湯が浴槽の中央から投入されており,プクプクと気泡が立っている。なるほど,しっかり金気臭が香ってくる。鳴子では珍しいお湯だ。お湯は温めで体にゆっくりと絡みついてくる感じの浴感だ。じっとしていると湯面に油膜が浮かんでいるのが見える。しばらくして体を見ると細かい気泡が付いて,体中が泡まみれになっていた。なるほど,これは気持ち良いです。夏ならなおさら良さそうです。しばしこの炭酸泉に浸かって至福の時を過ごした。いかんせん浴槽が狭いので他の客との兼ね合いで時々浴槽を開けなければいけないような気になってしまう。今度は露天風呂へ突入した。露天風呂は以前張られていたお湯とは別物らしく,赤茶けた昔のお湯張りラインよりも低い位置にかけ流しスポットが設定されていた。無色透明で湯治の湯と同じような感じのお湯だ。一緒に入っていた知人が,以前はここもまた違ったお湯だったんだが…。と言っていたが,もしかすると混合していたのかもしれない(定かではありません)。
 何はともあれ,ここは2本の源泉を交互に味わうことができる優良施設です。特に夏場にゆったり浸かるのがとても良いかもしれません。

H21/12/27


  
こちらが湯治の湯浴槽。張られているのは無色透明のビリビリ湯。   細長い小さな浴槽が炭酸泉。アワアワです。  浴槽の色とは別に,無色透明なお湯が張られる露天風呂。