新湯田中温泉(New Yudanaka Spa


施設名 共同浴場「鶴の湯」
場 所 長野県山ノ内町平穏
源泉名 共益会11号ボーリング
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
温 度 93.5℃ pH 8.46 溶存成分総計 1,864mg/kg

(Na 496mg, K 55.8mg, Cl 780mg, SO4 138mg)

お湯の様子 無色透明,やや熱め,薄塩味,無臭,かけ流し
料 金 地元民専用 営業時間 宿泊客の利用は17時まで

 湯田中駅から下手へ下った通り沿いにある地元組合員専用浴場の一つで,旅館と民家の間の狭いスペースに挟まれている共同浴場。今回はJTBのプランを利用し,ホテルから正式に鍵を借りて入浴させていただいた。

 入口を見るととにかく間口が狭い。これで男女別の浴室に分かれているのだろうからおそらく奥へ細長い造りをしているのだろう,と予想ができる。案の定,中に入ってみると細長い浴室が待ちかまえていた。奥に細長い浴室は同じ組合の亀の湯よりはるかに狭く,こぢんまりとしている。狭い浴槽が大好きな自分にとってはたまらない嬉しさである。早速お湯を味わってみると,お湯は適温でやや熱めの44℃程度。撹拌すると43℃くらいになった。無色透明でほぼ無臭。湯田中温泉と同じ源泉を利用しており,こちらもやはり同様に薄塩味がする。横からひょっこり顔を出した石湯口から加水済みの共同源泉が注がれかけ流されている。体を洗ったりのんびりトドになったりは無理な広さだが,小さい浴槽で新鮮なお湯を味わいたい場合はこちらのほうが使い勝手がよさそうだ。
 それにしてもこの地元住民,日によって気分によって使う浴場を選べるというのが何とも贅沢な話だ。本気で長野県に移住したくなった。

H19/7/14


  
奥に細長い浴室。細長い浴槽に共同源泉がはられている。   逆から見ると細長さが伝わるでしょうか。   最初から加水されているためやや熱めの適温。