湯田中温泉(Yudanaka Spa


施設名 共同浴場「白樺の湯」
場 所 長野県山ノ内町平穏字下林
源泉名 共益会11号ボーリング
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
温 度 93.5℃ pH 8.46 溶存成分総計 1,864mg/kg

(Na 496mg, K 55.8mg, Cl 780mg, SO4 138mg)

お湯の様子 無色透明,熱め,薄塩味,無臭,ビリビリ,かけ流し
料金 地元民専用 営業時間 宿泊客の利用は17時まで

 湯田中温泉の駅前にある地元組合員専用共同浴場。毎月26日に組合員以外にも一般開放される。今回はJTBのプランで,ホテル白銀に宿泊することで鍵をお借りして入浴することが出来た。白樺の湯は滝ノ湯組と呼ばれる地元町内会で運営されており,もう一つ滝の湯という共同浴場もあり,同じ鍵で管理されている。

 小さな建物で,十字路の片隅に位置する湯小屋で,外観からなかなかの風情が伺える。中に入ると3人くらいで一杯になる脱衣所に,これまた3人くらいしか入れない浴槽の浴室がある。浴槽は総木製で床と壁がタイル敷きになっている。木の湯口から熱々の源泉がそのまま注がれている。湯田中温泉第1湯めはこの共同浴場だったのだが,早速熱い洗礼を受けることになる。湯がとにかく熱い。撹拌する前で49℃。撹拌してなお48℃だ。地元民のお風呂なのでなるべく加水したくない。意を決して湯に浸かってみた。熱いが入ってしまうとこれがまた心地よいのだ。お湯からビリビリと熱さが肌に染みこんでくる。湯面からはあまり香りはしないが,湯口付近で何ともいえない微温泉臭が香ってくる。浴槽の木が体にやさしくあたり,心地よさをさらに深めてくれる。狭い浴室の中だが至福の時を味わえる。この湯小屋で毎日湯浴みしている地元民達が非常にうらやましく思えた。

H19/7/14


  
こちらがシンプルな木製浴槽。心も体も和みます。    湯口から熱い源泉がそのまま注がれ激熱でした。   天井も木製です。すばらしい空間が広がっていました。