野沢温泉(Nozawa Spa)
施設名 共同浴場「真湯」 場 所 長野県野沢温泉村大字豊郷 源泉名 新湯(新湯第3他) 泉 質 単純硫黄泉 温 度 61.2℃ pH 7.6 溶存成分総計 756mg/kg (HS 11.2mg, H2S 3.2mg)
お湯の様子 緑色透明,適温,タマゴ味,うっすら硫化水素臭,かけ流し 料 金 無料 営業時間 5:00〜23:00
野沢温泉の真湯は谷を一つ越えた先にある。その温泉街の奥に真湯共同浴場がある。こちらは最近建て直したばかりで,木造の湯小屋が新しくピカピカしていた。建物の内部は以前と同じ造りのようで,一緒に同行した知人は昔と同じだと教えてくれた。
狭い脱衣所の奥に一体型となったタイル浴室が見える。やはりここも脱衣所一体型だ。注がれているお湯は…,エメラルドグリーン白濁の硫黄泉ではないか!これには感動しました。実に不思議な色で,美しい色にもかかわらず中に舞っている湯花は黒いヒジキのような湯花なのである。そのヒジキ湯花が不気味に漂う中,このグリーン白濁の硫黄泉に浸かってみた。ちょうど適温で入りやすい温度だ。おもむろに知人が「湯が追加されてないもんなぁ」と湯口にしてあった仕切り板を外すと,ドボドボと激熱源泉が注がれ始めた。ものの1分も経たないうちに湯温が1℃ほど上昇する。笑いながら「あと1時間も放っておけば激熱で誰も入れなくなるだろうな,はっはっは。」と言っていた。さすが野沢歴が長い知人だ。本来熱いはずの真湯のお湯を軽くさらりと語ってしまうところがすごい。
それにしてもこのお湯はすばらしいです。日によっては透明になる日もあるらしいが,やはり黒い湯花はいつも通りだという。ここのお湯も野沢訪問の際は必ず立ち寄ることになりそうだ。H19/7/15
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建て替えられたばかりで新しい浴槽にエメラルドグリーン白濁のお湯が注がれる。 黒い湯花もちらほら舞っている。 天井も高く開放感がある湯小屋である。