熊の湯温泉(Bear's Spa


施設名 熊の湯ホテル
場 所 長野県山ノ内町平穏
源泉名 熊の湯温泉
泉 質 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
温 度 48.2℃ pH   溶存成分総計 1,279mg/kg

(Ca 168mg, HCO3 418mg, HS 53.5mg, H2S 19.3mg)

お湯の様子 エメラルドグリーン透明,適温,硫化水素臭,白い湯花,弱苦味+タマゴ味,かけ流し
料金 JTBの宿泊プラン
    で無料入浴
営業時間

 岩手県国見温泉の弟分とも言われる熊の湯ホテルについに行くことができました。今回は前日に宿泊したホテルのJTBプランを利用しての入浴です。しかし…,JTBから渡されている湯めぐりの冊子を見せるとフロントのおじさんがこれに難色を示し,日帰り入浴施設(センター系)で利用するクーポンを切り取ろうとしたり,様々な難癖をつけてきたのにはびっくりだった。何はともあれ無事に入浴できたから良かったが,一緒に行った友人は憤慨していた。

 浴室へはレトロな感じの廊下を歩いて進む。ホテルの左端に立派な木組みの湯小屋があり,男女別の内湯が1つずつとそれに付随した露天風呂が1つずつある。今回は雨が降っていたため,内湯のみを利用した。内湯は15人くらいが一度に浸かれる広々としたもので,木造の立派なものだ。床も壁も木で造られており,非常に雰囲気がよい。そこにはられているお湯がエメラルドグリーンの硫黄泉だからこれが堪らない。見た目はまさしく岩手の国見温泉と同じ。硫化水素臭が香っているところも似ている。しかし国見温泉よりも濃さが若干薄いように感じた。比べるからいけないのであり,ここのお湯を純粋に味わうととてもすばらしい。特にお湯から香ってくる硫化水素臭とお湯の色は実に心地よい。浴槽の底には白い湯花も沈んでおり,それがふわふわと湯の中を漂っている。熊ノ湯温泉の中でもここだけにしかないお湯らしく,心ゆくまで満喫させてもらった。湯口は丸木をくりぬいたようなものから注がせており,湯口付近に陣取ると香りも熱さもじんわり満喫できる。ここは気に入りました。ぜひ次回はフロントを素通りで訪れてみたい。

H19/7/15


  
岩手県の国見温泉にも似たエメラルドグリーンの硫黄泉。   湯口付近の硫化水素臭はたまらなく素敵です。    水中写真です。白い湯花がたくさん舞っています。

  
廃湯口からあふれ出ていくお湯たち。あぁもったいない…。     露天風呂は雨降りのためパスしました。    玄関も立派。さぞかし立派な従業員がいるのでしょう。