穂波温泉(Honami Spa


施設名 共同浴場「穂波大湯」
場 所 長野県山ノ内町佐野
源泉名 穂波温泉元湯
泉 質 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
温 度 97.8℃ pH 7.8 溶存成分総計 2,067mg/kg
(Na 512mg, Ca 76mg, K 50.2mg, Cl 789mg, SO4 194mg, HS 3.7mg, H2S 0.66mg)
お湯の様子 無色透明,やや熱め,ほぼ無臭,薄塩味,かけ流し
料金 まるごてら号利用 営業時間 9:30〜16:00,元湯と大湯を1日おきに交代で解放

 穂波大湯は穂波温泉にある地元組合員専用共同浴場の中の1つで,まるごてら号という大湯めぐりの企画を利用することで入浴可能になる。今回はそのイベントを利用して入浴することができた。

 コンクリート造りの無骨な建物の入口に「大湯」という重厚な木の看板が掲げてある。中は比較的広く,大きめの浴槽のまわりを取り囲むように洗い場がある。壁などはコンクリート造りだが床はタイルばり,浴槽は木製になっている。コンクリートで造られた湯口には流路が2つあり,1つは現在使われていない。一緒に居合わせていた地元のおじいさんに伺ってみると,源泉が90℃以上あった昔はもう一つの流路から水を注がせていたのだという。今は源泉タンクで加水しているためその必要が無くなったとのことだった。
 広めで一度に6〜8人浸かれそうな浴槽に身を沈めてみるとお湯はやや熱めの適温になっている。元湯と違ってこちらのお湯は硫黄臭が感じられない。同じ源泉を利用しているはずなのだが,こちらはさらりとした感じになっている。浴槽の色からなのか,お湯がうっすら白濁しているように見える。ここのお湯はここのお湯で良いのだが,同じ源泉として見てみるとやはり元湯のほうが源泉に近い分だけフレッシュに感じられる。

H19/7/15


  
浴槽は細長い木製のもので味わいがある。お湯は適温に調節されている。  昔は加水の湯口も会ったのだが,現在は源泉のみ。  看板は風格有るものが使われている。