追分温泉(Oiwake Spa


施設名 道の駅上品の郷 ふたごの湯
場 所 宮城県石巻市小舟越字二子北下
源泉名 2号源泉
泉 質 含鉄(Ⅱ)ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉
温 度 pH 溶存成分総計

分析表掲示無し

お湯の様子 オレンジ色濁り、濃塩味、金気臭、加温あり、かけ流し
料 金 500円(平日)
700円(土日祝)
営業時間 9:00〜21:00(最終受け付け20:30)毎週第4火曜休

 国道45号線を南下する旅の終着駅に選んだのがこちらの道の駅上品の郷(じょうぼんのさと)ふたごの湯だ。こちらのお湯は良いと事前に聞いていたので、締めのお湯として最後に取っておいたのだ。この日はゴールデンウィークの最中ということもあり、料金は休日料金で高めだった。それでもそのパフォーマンスに見合ったとてもすばらしいお湯を体験できた。

 道の駅の一番右端に位置し、土産物売り場とレストランと繋がった構造をしている。この日はさくらの湯浴室が男性用だった。さくらの湯は木造の浴室で、もう一つあるかしわの湯は石造りの浴室らしい。まずは入ってすぐ右手に源泉水風呂が見えた。その向かいにかぶり湯があり、セパレート式の洗い場が並んでいる。向かって右手にサウナ、そして主浴槽がある。こちらの浴槽は激混みで、10人以上が浸かって体を真っ赤にしていた。左側のほうに見えるのが半露天風呂のように壁が取り払われた開放的なものでこちらは2〜3人しか浸かっていなかった。熱さを比べてみると半露天風呂が約45度。右の主浴槽が42度程度だ。言い換えると左側の半露天風呂は熱すぎて誰も浸かっていないだけだった。さて、さっそくその半露天風呂に浸かってみた。オレンジ色濁り湯からはふんわりと金気臭が香っている。お湯にじっくり浸かってみると浴感はじっとり絡みついてくるような感じだ。湯から腕を上げてなぜてみるとペタペタとした感じが残る。さすが塩化物強塩泉だ。体の温まり感も半端じゃない。外にあるベンチのスペースにはすでにトドとなってクールダウンしている人が3人もいた。何度も浸かっては上がりを繰り返した。今度は冷たい源泉水風呂にチャレンジしたが、あまりにも冷たすぎるので全身浴は無理だった。浴槽内は熱めで素敵なお湯なのだが、ここに1時間以上いては、間違いなく道の駅の駐車場で車中泊になってしまう。締めのお湯と言うこともあり、ここを25分で切り上げた。
 宮城沿岸のお湯はあまり良い情報が無かったのだがここはすばらしいお湯だ。できれば平日に来て、通常の値段でのんびり浸かってみたいものだ。

H25/5/5



こちらが熱めの浴槽。半露天風呂になっていて開放感がある。    半露天風呂の湯口。しっかり成分が主張していますね。    こちら適温内湯の湯口です。人が多すぎて写真は無しです。


熱めの浴槽の縁です。かなり色が変色しています。    かけ流しスポットは浴槽の端っこに2箇所ありました。   こちら源泉水風呂。完全に金気臭が香り、濃い塩化物泉です。