唐松温泉(Karamatsu Spa)
施設名 からまつ山荘 場 所 秋田県大仙市協和船岡 源泉名 協和温泉2号井 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(含石膏-芒硝泉)
温 度 51.3℃ pH 8.8 溶存成分総計 1,495mg/kg (Na 248mg, Ca 210mg, SO4 835mg, Cl 138mg)
お湯の様子 無色透明、無味、温泉臭、熱め、かけ流し 料 金 460円 営業時間 朝〜20:00
協和温泉からさらに奥へ数キロ進んだ先にあるセンター系施設。以前、北東北温泉本に載っていたので名前だけは知っていたのだが、ここまで奥にあるとは思ってもいなかった。とても巨大な狸がお出迎えしてくれる大きな施設なのだが、なぜか車は停まっておらず、閑散とした寂れた雰囲気が漂う。入り口から入ると券売機があり、通常営業しているのを確認できた。営業時間は夜8時までと書かれており、朝は8時くらいからやっているというファジーな設定らしい。地下に降りていった場所に男女別の浴室がある。
広い脱衣所の奥に、明るい雰囲気の浴室が広がっていた。内湯は10人サイズで、左側にサウナと打たせ湯スペースがある。打たせ湯は自分でひねるタイプのもので、パイプが水平にのびているのでつい勢いよく出してしまうと、内湯浴槽付近まで吹き出してくる。利用する際は周りの客のことを考えて少しだけひねるのが良さそうだ。この日はこの巨大な施設を貸しきりだったので、思い切りひねらせて(超豪快でした(^_^))もらった。内湯はやや熱めのセッティングで43℃。ちょうどよい湯加減で温泉臭が香っている。外との壁がすべてガラス張りなので露天風呂が内湯とつながっているように見えるからとても素敵だ。続いてはその露天風呂へ向かってみる。手前と奥に、併せて3つの露天風呂があり、それぞれ湯温が違っていた。手前の露天風呂が石組みで熱めの45℃。屋根がついている石組みの露天風呂は内湯よりぬるめの42℃。そして円形の釜のような形をした小さな露天風呂が38℃とぬるめだった。この小さな露天風呂がまた良い。自分が釜飯の具になったような気分になれる。ぬるめなのでずっと浸かっていられそうになってくる。向かいにある屋根付きの露天風呂が適温だったので、このぬるめの釜露天と屋根付き露天を行ったり来たりしながら時を過ごした。30分以上浴室を独占したが、結局他のお客さんは来なかった。
山奥にこんな立派な施設があるのに、どうしてこんなに利用率が低いのか?地元の人たちはさらに手前にあるセンター系「四季の湯」か民宿のお湯「四郎兵工」「藤久」を利用しているからなのかもしれない。山を一つ挟んだ水沢地区にあったなら…、角館温泉とかぶるかぁ。しょうがないのでしょうが、この利用人数でこの湯づかいはもったいないです。H26/5/3
内湯は1つ。石積み湯口から注がれるお湯はMT泉。 窓の外に見える露天風呂とつながっているかのようなつくりがまたすばらしい。
熱めの浴槽に注がれる湯口。 香りがすてきです。 こちらぬるめのセッティングの丸い露天風呂 水面すれすれの湯口がまたよい味を出しています。
ぬるい円形露天から眺めた屋根付き適温露天風呂 屋根がついていて雨の時でも安心です。 別料金が必要な岩盤浴用の部屋。
このくぼんだスペースが打たせ湯。このコックをひねって油量を調整しますが…。 ひねりすぎると恐ろしいことになります。