駒の湯温泉(Komanoyu Spa


施設名 くりこま荘
場 所 宮城県栗原市栗駒湯倉耕英東
源泉名 駒ノ湯4号泉
泉 質 含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型)
温 度 32.1℃ pH 3.8 溶存成分総計 1,550mg/kg

(Ca 397mg, HS 0.2mg, SO4 1055mg, H2S 2.6mg)

お湯の様子 薄白濁透明,硫黄味,硫化水素臭,加温有り,かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜18:00

 いこいの村栗駒を目指し,国道から県道をひた走ると世界谷地との分岐十字路にさしかかる。そこから駒ノ湯方面へ曲がってすぐ右手にある旅館。立派な山小屋風の旅館で,内湯が男女別に1つずつとそれぞれに露天風呂,そして予約すると使える家族風呂が1つある。源泉温度が低いため加温しているが十分にお湯の感じを味わえる施設。

 駐車場から入口へは石段を下り,玄関を目指す。入口の左側には足湯のような飲泉所がある。入口から入って右奥に男女別の内湯とそれぞれに露天風呂がある。内湯は総檜造りで,とてもウッディな感じがする浴槽。加温された熱めの源泉がどんどん注がれかけ流されている。うっすら白濁した硫黄臭が薫お湯はマイルドで,入り心地が抜群によい。弱酸性なのにそれを感じさせないやわらかめの浴感がある。霊泉と書かれた蛇口をひねると源泉らしき水がどんどん注がれる。こちらは温度は20℃弱のものでかなり冷たい。こちらは硫化水素臭がぷんぷんする白濁の水で,はっきり硫黄味が感じられるすばらしい水。これをたくさん注がせてみたいが,湯温が低下するのが目に見えているため,少しひねっただけでガマンすることにした。
 露天風呂は新しくできたような感じがする造りで,こちらも加温源泉が出ている湯口と霊泉を注がせる蛇口がある。内湯よりも随分温めのセッティングでこちらは新緑を眺めながら長湯出来るようになっている。目新しい檜の香りも漂い,かなり心地よく湯浴みできる。この露天風呂はゆっくり浸かるのにちょうど良い温度となっており「温湯にまったり」という入浴スタイルになりつつある自分にとってかなりお気に入りとなった。
 奥にある駒ノ湯温泉が有名なだけに,ここは穴場的な施設です。栗駒地区に寄った際は,奥にある駒ノ湯温泉と2つセットで絶対に外せないお湯である。

H19/5/12


  
内湯はやや熱めのセッティング。冷泉をひねると白い冷たい源泉が出てくる。  硫黄臭,硫黄味爆発の冷泉蛇口。    露天風呂は温め。源泉の味わいが深い。