伊勢堂岱温泉(Isedotai Spa


施設名 縄文の湯
場 所 秋田県北秋田市脇神字平崎川戸沼
源泉名 伊勢堂岱温泉縄文の湯
泉 質 ナトリウム-塩化物強塩泉
温 度 54.0℃ pH 溶存成分総計

(Na 8728mg, Ca 871mg, Mg 236mg, Fe 11.7mg, Cl 14320mg, SO4 1085mg)

お湯の様子 うす褐色透明,うす温泉臭,うす塩味,ぬるめ,かけ流し
料 金 360円 営業時間 10:00〜21:00

 北秋田市旧鷹巣町に新しくできた温泉施設。オープンしたのが2010年の7月だったので今年で3周年と言うことになる。旅館業も行っており宿泊でも利用可能な施設だ。

 開店と同時にわくわくしながら浴室に向かった。大きめのタイル浴槽が2つ並び、うっすら褐色がかった透明なお湯が静かにかけ流されていた。浴室内にはふんわりと温泉臭が香っている。サウナと水風呂もあるが、そんな施設には目もくれず、まずは内湯の浴槽に挑戦した。あれ?塩化物強塩泉にしてみるとちょっとパンチに欠けるような色だな?と思いながらお湯に浸かってみた。大きめの湯口をよく見てみると…、なんじゃこりゃ?と思えるようなオバQ湯口(縄文人湯口)だ。この湯口にまずは楽しませてもらった。ゆったりとお湯に浸かってみて感じたのは塩化物強塩泉ではなく、薄い弱食塩泉になっているということだ。常連さんの話だと1年目の途中からお湯がだんだん温くなってきて薄くなってきたのだそうだ。時期的に考えてみると…東日本大震災?なのかもしれない。おそらく源泉の場所に地下水が流入し、成分が薄まったことと湯温が下がったことが原因ではないだろうか。しかしお湯の良さはしっかり主張されており、ぽかぽか温まる弱食塩泉としては十分な浸かり心地だ。個人的には強塩泉よりはこちらのやさしいお湯の方が好きである。
 露天風呂は内湯の廃湯を利用しているため36℃程度とかなり温めだった。夏にはちょうど良いかもしれないが、冬は一体どうなるのだろう?

H25/7/6 


  
こちらは内湯の廃湯を利用した露天風呂。かなり温めです。    この2つの浴槽に鎮座する湯口がとても不思議でして…    こんな湯口です。男湯限定だそうですが。