岩手山温泉(Iwatesan Spa 


施設名 白百合荘
場 所 岩手県滝沢町柳沢
源泉名

第2白百合の湯

泉 質 含芒硝−食塩泉 
温 度 40.0℃ pH 7.5 溶存成分総計 2,455mg/kgmg/kg
お湯の様子 無色透明,無味,弱温泉臭,適温,茶色い湯花あり,かけ流し
料 金 250円
(電気料として)
営業時間 8:30〜18:00  

平成23年現在、草がぼうぼう生えていて人の気配がありません。


 滝沢村別レから柳沢集落方面へ県道を折れ,T字路に赤松山荘の看板が見える。そこをよく探すとさびた看板で岩手山温泉の看板が 見つかる。駐車場がどこなのかわからないと思うので一番大きな建物の横に置くと良い。冷蔵庫が積んであるスペースや手前の小屋周辺は危険なのでとめないように。さて,見た目営業しているか不明だが,しっかり営業している。以前は旅館をやっていたらしいが,今は荷物だらけでその雰囲気が全くない。よくここまで崩壊せずに持っているといった方がいいかもしれない。受付に250円を払ってはいるが,あまり小銭の予備を持っていないようなのでできればきっかりの料金を持っていこう。
(平成17年から営業を渋るようになり,ほとんど営業していない状況が続いている。経営者自体はあまりやる気はないが,廃業と銘打つことだけは絶対にしないらしい。)

 みしみしいう廊下を歩いていくと一番奥に「室浴」がある。天井が朽ちていたり,空気抜きの煙突がさび落ちていたりと不安だらけだが,お湯はいたって新鮮で綺麗。そしてこんなにも人が来るのかというくらい多くの洗面器が欠け流しのお湯と共に浴室床を泳いでいる。 無色透明,無味弱温泉臭をともなったさっぱり系の硫酸塩泉で夏向きのお湯。浴室の天井では緑色に変色したワカメ(朽ち果てて苔が生えている天井)を確認できる。廃墟系温泉が好きな人にはおすすめ。私のように 施設はともかく芒硝泉が好きな人にしてみると結構お気に入りの温泉だったりする。

H16/7/18

  
  入り口横から浴室方向を望む。モルタルも落ちそうな感じだ。    受付のおじさんはなかなか出てきてくれません。  廊下の奥に「室浴」の張り紙。床は補修してありました。  

  
天井は相変わらず抜けている状況。     見た目は敬遠されがちだがお湯は上出来の芒硝泉。    電気が点かず暗いから黒く見えるだけ。湯は透明です。


 営業をしていないという噂を確認しに何度か立ち寄りました。営業はしていませんが,管理人が使っているらしき軽自動車はいつも停まっています。そんなある日(2005年5月現在)張り紙がしてありました。
 ”岩手山温泉について,お風呂のモーター故障により修理が十月中旬までかゝるので,それまで少しの間待ってください。工事会社たのみます。 岩手山温泉より”
 それ以来この扉が開放されたという話は聞いていません。

H17/5/22


 岩手山温泉の移り変わりを写真で見てみます。現在までの変遷を見る限り,今後の営業などについては察しが付くと思います。いつの日かこの源泉が活用されることを心から祈っています。

H20/8/2

  
2005年5月の様子。それ以前は一番上の写真参照。     2008年8月の様子。草刈りもなされず。    2008年8月の玄関の様子。完全に草ぼうぼうです。