平潟港温泉(Hirakatako Spa


施設名 民宿 くろさわ
場 所 茨城県北茨城市平潟町北作
源泉名 五浦元湯温泉2号泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
温 度 63.0℃ pH 8.6 溶存成分総計 12,030mg/kg

(Na 3009mg, Ca 1428mg, Br 2.4mg, Cl 7384mg, HS 0.7mg)

お湯の様子 無色透明,塩味+苦み,鉱物臭+微アブラ臭,適温,かけ流し
料 金 500円 営業時間 要問い合わせ

 茨城県北茨城市の平潟港温泉にある温泉民宿。お湯遣いが良いというので今回日帰りで利用させていただいた。小さな民宿の奥に,男女別の内湯が1つずつある。

 脱衣所も浴室もジャスト3人サイズで,そんな浴室なのに我々は5人で利用させていただいた。4人が浴槽に浸かり,一人が洗い場でトドになる。この状況が実に絶妙で面白かった。さて,お湯の状況だが,素晴らしいの一言に尽きる。ヒノキの正方形浴槽に源泉を少しずつ注がせ,かけ流している。塩味と苦みを併せ持った源泉はうっすら鉱物系のアブラ臭が香り,湯浴みする時の気分をゆったりさせてくれる。無色透明だがうっすら茶色っぽいお湯のようにも見える。口に含むと苦みが強く,かなり塩辛い。加水なしで源泉をそのまま注がせている証拠だ。塩化物強塩泉になるとお湯のキシキシ感が強くなりがちなのだが,このお湯はやさしい柔らかいような浴感がある。浴後はとても温まる名湯だ。
 塩化物泉は長湯に向いていないのであまり得意じゃないのですが,これだとゆったり浸かることができそうです。他の平潟港温泉の旅館も味わってみたくなりました。

H22/1/9



ヒノキ浴槽になみなみと張られたお湯。   湯口からちょろちょろと注がせる。アブラ臭も感じられます。  かけ流しの様子も美しいです。