湯の川温泉(Yunokawa Spa


施設名 公衆浴場「永寿湯」
場 所 北海道函館市湯川町1丁目
源泉名 湯川1丁目源泉混合井
泉 質

ナトリウム・カルシウム−塩化物泉

温 度 65.4℃ pH 7.0 溶存成分総計 9,051mg/kg

(Na 2156mg, Ca 605mg, Cl 4053mg, Mg 189mg, SO4 782mg, CO2 154mg)

お湯の様子

無色透明,かなり熱め,塩味+苦味,薬臭,かけ流し

料 金 390円 営業時間 6:00〜22:00  定休日 木曜日

 函館市湯の川温泉にある有名な激熱公衆浴場。国道278号線漁火通りから一本裏手に入った路地にあり、駐車場スペースがかなり広めにとられている。敷地のすぐ脇に源泉井戸が4本あり、それを混合した独自源泉を利用している。

 さて、いよいよ激熱お湯への挑戦がスタートすることになる。浴室内には狭めの洗い場スペースが並び、奥に3つの浴槽が鎮座している。どの浴槽も均等の大きさでタイル作りだ。それぞれの浴槽に源泉投入口が親切にもつけられており、そこからどの浴槽にもまんべんなく100%源泉が熱いまま注がれかけ流されている。お湯は無色透明で苦塩辛く、若干石膏のような香りが感じられる。湯温はかなり熱めだ。それぞれの浴槽の後の壁には右から「低温」「中温」「高温」と書かれている。「中温」プレートの下には「あまりぬるくしないでください。46℃」と書かれている。「高温」プレートの下には「差水程度でお入りください。47℃」とある。実際に測定してみると…「低温」44℃、「中温」48℃、「高温」54℃でした。当然のことながらだれも「高温」浴槽に見向きもしていません。「中温」浴槽に入っていたのも私とあともう一人地元の人が入ったくらいでした。はっきり言って熱すぎます。熱いにも限度があります。無茶です。普通に入ったら間違いなく救急車で運ばれます。よく東北の温泉地で見かける注意書きイラストで歯を食いしばった親爺さんが描かれた「熱い湯に無理して入らない」という絵があるが、まさにあの絵がイメージとして浮かんできた。無理は行けないと思い、真っ赤な体の火照りを落とし、そこから先は「低温」浴槽で過ごした。恐るべし公衆浴場永寿湯。見た目のさわやかさとは裏腹に殺人的な熱さが出迎えてくれる。
 それにしても、函館のお湯はどうしてこんなに熱いのか…。

H20/5/6


  
こちらが3つ並んだ悪魔の浴槽。左側が熱湯。右が低温湯。  低温湯湯口。ここでも44度はあります。   中温浴槽は47度もあります。どこが中温なの?手の色も真っ赤

  
中温浴槽の奥にたたずむ高温浴槽。   高温浴槽の湯口です。一体ここに浸かる人はいるのか?   差し水程度でお入りください47度と書かれているが…

  
湯温を計ってみると54度もあります。無理。   低温に書かれる「アアハズカシイ」の一言。   窓の外に点在する1丁目源泉の井戸軍団。