洞爺湖温泉(Lake Toya Spa


施設名 北海ホテル
場 所 北海道洞爺湖町洞爺湖温泉
源泉名 洞爺湖温泉6,9,12,13号,共同1,2,3,4,5,6,7号混合泉
泉 質

ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉

温 度 47.0℃ pH 6.7 溶存成分総計 1,982mg/kg
(Na 294mg, Ca 124mg, HCO3 775mg, SO4 251mg, Cl 185mg)
お湯の様子 黄土色濁り、温泉臭、微塩味、熱め、かけ流し
料 金 500円 営業時間 15:00〜20:00

 洞爺湖温泉街の一番西外れにある中規模旅館。日帰り入浴も積極的に受け入れてくれる。今回は仕事の関係上宿泊で利用した。男女別の内湯が1つずつと、露天風呂が1つずつある。

 受付のすぐ左奥に浴室があり、広い脱衣所を抜けた先に広々とした浴室がある。内湯はカーブを描いたタイル浴槽で、一度に12人以上浸かれるような浴槽だ。浴室内に入った瞬間に篭もっている湯気の熱気がムワッと伝わってくる。熱めのお湯からは温泉臭が香っている。長時間ここにいるとスチームサウナの効果があり明らかにノックアウトしてしまいそうだ。とりあえず付随する露天風呂の方へ向かった。露天風呂はこぢんまりしたもので、石タイル造りの4人サイズだ。もともと湯口だったであろう石造りの箱は今は使われておらず、その横に這わせた塩ビパイプから浴槽の底に静かに注がせている。内湯よりもこちらのほうが温めで、温泉臭も強く感じられる。これは気持ち良いです。ふぅと一息ついてゆっくりと茶褐色に濁っているお湯を眺めてみる。洞爺湖温泉の色はこんなにも濃いんだなぁ、と改めて実感した。こんな素敵なお湯を濾過して利用している大規模ホテルはもったいないと思った。
 時間さえあればもっとゆっくりしていたいのだが、いかんせん仕事ですのでさっさと切り上げることになった。プライベートでもぜひ利用したいホテルだ。

H23/7月泊


  
源泉をそのまま注がせる内湯。熱気がムンムンします。   湯口もコテコテに析出物がついています。    溢れ出しスポット。美しい色に染まっています。

  
壁が妙に低い露天風呂。外気に当たってちょうど良い温度だ。    この湯口は現在使われておらず、その横にあるパイプを伝って浴槽の底から注がれる。