知内温泉(Shiriuchi Spa)


施設名 知内温泉旅館 ユートピア和楽園
住 所 上磯郡尻内町字湯の里
 
源泉名 湯ノ里4号井(甲)
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
溶存成分総計 3,325mg/kg
水素イオンpH 6.6
湯 温 48.8℃
お湯の様子 笹濁り、茶褐色湯花、金気臭、炭酸味+うす塩味、熱め、かけ流し
 
料 金 800円
営業時間 7:00-20:30
   

 北海道最古の温泉(1205年)と言われ、日本秘湯を守る会の会員宿。5本の源泉を持っていて、主に使われているのが上の湯と下の湯だ。日帰り入浴も受け付けてくれるが、2025年現在は、日帰りで利用できる浴室は限られているのだという。自分が訪れた時は、全ての浴室を日帰り利用できた。

 上の湯は、宿の左手奥にある浴室で利用されている。大きめの浴槽に、岩の上から豪快にお湯を注がせている。

 かけ流されている浴槽の縁や床面は千枚田のように析出成分がこびりついており、お湯の石灰分の濃さを自己主張しているようである。茶褐色濁りのお湯はやや熱めで、金気臭がする炭酸泉だ。赤茶色の湯花も舞い、ビリっと熱めのお湯をじっくり楽しむことができる。ここの浴槽が一番のメインになると思った。
 一度服を着て、受付の前を通り、右側の浴室へ向かう。こちらは下の湯を利用している小浴室がある。

 小浴室は、浴槽が2つに仕切られていて、片方が浅めの寝湯になっている。小さいながらもパンチのあるお湯がかけ流されている。濁り具合は上の湯よりも少なく、薄濁り程度のお湯だ。口に含むとしっかり炭酸味が感じられた。
 最後は、混浴露天風呂だ。運よく空いていたので軽く利用させてもらった。

 ここの旅館は、北海道最古と銘打っているだけあり、格式と歴史伝統がずっしりと感じられる旅館だ。そういう素敵なお風呂を日帰りで利用できたことに感謝したい。

2023/1/9