丸美ヶ丘温泉(Marumigaoka Spa


施設名 丸美ヶ丘温泉ホテル
場 所 北海道音更町宝来本通6丁目
源泉名 丸美ヶ丘温泉(2号泉)
泉 質 単純温泉(緩和性低張性温泉)
温 度 38.5℃ pH 7.8 溶存成分総計 751mg/kg
(Na 150mg, Cl 43mg, HCO3 443mg, H2S 1.2mg)
お湯の様子 (2号泉)コーラ色透明,温め,モール臭,泡つき多し,つるつる,かけ流し
(3号井)コーラ色透明,熱め,弱硫黄臭,つるつる,かけ流し
料金 300円 営業時間 10:00〜23:30

 帯広市内を抜け音更町に入ってからどこかの交差点を曲がる。道は全く覚えていないが,ラブホ街がある森の丘の上にある鄙び系温泉ホテル。看板も森にかき消されているので本当に見つけづらい。本館の奥に家族風呂も別棟である。

 元は大規模ホテルなのだがホテルとしての営業よりも温泉銭湯として地域の住民に利用されているほうが多そうな感じがする。この日は工事のため駐車場の入口も制限されていた。帯広の温泉料金が390円が相場なのに対してここは安めの料金設定なのがうれしい。
 大浴場にはその名の通り広めの浴室に2つの源泉を利用した浴槽がある。大きめの浴槽は左端がジャグジー風呂として利用されており,その横に金属製のタライ(ボール)のようなものが浮かんでおり,そこからどひゃどひゃとお湯が注ぎ込んでいる。熱めのお湯で湯口は硫黄臭が感じられる。硫黄臭がとても鼻に香ばしく香り,とても幸せになれる。カランのお湯もこちらが使われており浴槽よりも硫黄臭が濃い。左端にある温めの浴槽は小さく,こちらは浴槽の中からお湯を注がせている。お湯の色は全く同じだが違うのは硫黄臭がしないという点。その代わりにモール臭がしっかりと香る。そしてこちらの温湯の特徴は泡つきの良さである。体中に泡がどんどんまとわりついてくる。常連客はこちらの浴槽の縁につかまって窓の外の森を眺めていることが多いという。この日もそんな常連が居た(下の写真参照)。本当に帯広市内は優良なモール泉が多い。って,ここは帯広じゃなく隣町でしたね。でも川一つ挟んだ町ですから帯広みたいなものです。

H18/7/15


  
こちらが2号泉が注がれる温湯浴槽(小さめ)。常連が森を眺める。    こちらが3号井が注がれる熱湯浴槽。   熱湯湯口は金属製のボール湯口。