雌阿寒温泉(Meakan Spa


施設名 オンネトー温泉 旅館 景福
場 所 北海道足寄町茂足寄
源泉名 雌阿寒温泉(景福)
泉 質 含硫黄-マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(硫化水素型)
温 度 41.1℃ pH 5.6 溶存成分総計 4,256mg/kg
(Na 270mg, Ca 365mg, Mg 255mg, H2S 34.9mg, SO4 1583mg, CO2 557mg)
お湯の様子 緑がかった無色透明,硫化水素臭,適温,加水無し,かけ流し,足下自噴
料金 300円 営業時間 10:00〜20:00

 足寄町の外れにある雌阿寒岳の麓にある温泉。今回 の北海道旅行の初日宿泊場所としてこの旅館を利用した。ここのお湯のすばらしいところは何と言っても足下自噴の浴槽である。

 旅館自体はそんなに大きくなく,部屋数も10程度と中規模の旅館で浴室が男女別の内湯と離れた場所にある露天風呂が1つある。内湯は男女の浴槽が底でつながっており,天然岩の間から源泉が湧出しているものの上に湯小屋を建てたもので,男湯の底から自噴している。岩の間に砂利を敷き詰めており,じんわり熱めの源泉が次から次へと沸いてくる。この砂利の上にお尻を乗せると徐々に体に熱さが伝わってくるのがよくわかります。これは心地よいです。後の岩に寄っかかりながら砂利の上に足を乗せると足の裏に熱いお湯がじんわり効いてきます。このお湯だけで足りないのかそれとも熱すぎるからなのか知らないが,上からもう一本別源泉をパイプからどばどば継ぎ足している。この源泉パイプを外へ向けてもすぐに溢れてくる様子を見ると,底から湧出している量はかなりの多さだと推測される。お湯は透明で浴槽の底までしっかり見えるくらい透き通っていて青緑色っぽい色を呈し,ほんのり硫化水素臭を発している。極上のお湯にゆっくり浸かっていると本当に時間が経つのを忘れてしまいそうになります。残念なことに女湯の浴槽は足下自噴ではなく,男湯からのお湯の流入に頼らざるを得ない状況です。これを女湯で味わえないかと思うと・・・うーん残念です。ぜひ宿泊して夜にでもこっそり貸切利用してみましょう。
 露天風呂は女湯からの廃湯と別源泉を足して全く違う場所にある。こちらは岩組みの風呂でかなり広い。空気に触れて白濁しているのが特徴なので内湯とはまたひと味違ったお湯の味わいを見せている。女湯からの仕切りが無くなるところから先が混浴になるので,女性にとっては広々と味わうことはできない。今回は素泊まりで利用したため料理についてはわからないが,この旅館はぜひともまた再訪したいと思った。

H18/7/15素泊まり宿泊


  
浴槽は木で造られている。雰囲気抜群。    この岩と岩の隙間に敷き詰められた砂利の間からシュワワワワと熱めのお湯が湧出している。

  
透き通って見える浴槽底の玉砂利。美しいです。    湯小屋の天井もなかなかイカしています。    こちらが露天風呂。劣化し白濁している。