神威脇温泉(Kamuiwaki Spa)
施設名 | 神威脇温泉保養所 |
住 所 | 奥尻郡奥尻町字湯浜 |
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源泉名 | 神威脇温泉2号井 |
泉 質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
溶存成分総計 | 7,808mg/kg |
水素イオンpH | 6.4 |
湯 温 | 63.5℃ |
お湯の様子 | 茶褐色薄濁り、やや熱め、温泉臭、塩味+苦み、かけ流し |
料 金 | 420円 |
営業時間 | 10:30-20:30(夏季) 11:00-20:00(冬季) |
奥尻フェリーターミナルから、道道39号線に北側を通って行くか、島の中央の道道39号(細道)を突っ切っていくかのどちらかの方法で島の反対側に向かう。道に迷うことなく着くことができる。島唯一の温泉として、島民の心と体を癒している施設。白いコンクリート造りの建物に、赤いペンキで温泉マークが書かれているところがまたシュール。![]() 入り口で入浴料を払い、最初に目に入るのが普通の浴室(1階)。男女別の内湯が1つずつあり、洗い場も4つと共同浴場サイズのシンプルなもの。赤茶けた床を見ると、成分の濃さがしっかり感じられる。お湯はやや熱めで笹濁りをした食塩泉で、塩味と苦みが混じったようなしっかりとした味がする。湯上りの時にちょっとぺたぺたするようなお湯だ。しっかり温まることができる。 ![]() ![]() その小浴室を通り過ぎて隣の建物の2階にあるのが展望浴室だ。 ![]() 洒落たコンクリートの洋館のようなつくりの建物の中にあり、こちらの浴室は広めになっていて、洗い場も浴槽も広い。同じお湯が張られていて、こちらもしっかりかけ流されている。1階のお湯と同じ源泉だと思うのだが、浴槽の広さからなのか、色が違って見える。こちらは笹濁りではなく、オレンジ色っぽく薄濁している。そして何よりも北海道最西端の温泉に浸かりながら日本海を眺めるのがなかなか良い。普段はあまり食塩泉に長湯しないのだが、今回ばかりはゆっくりとお湯に浸かってしまった。 ![]() ![]() 北海道を湯めぐりする人たちにとって、奥尻島に渡航する機会など滅多にないと思うが、レア感とお湯の良さという点で考えると、この温泉のためだけに来るというのも、まあアリかなと思った。 |
2025/7/29 |