湯ノ岱温泉(Yunotai Spa)


施設名 上ノ国町国民温泉保養センター
住 所 檜山郡上ノ国町字湯ノ岱
源泉名 湯ノ岱温泉1号井
泉 質 含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
溶存成分総計 5,846mg/kg
水素イオンpH 6.8
湯 温 34.5℃
お湯の様子 薄茶褐色透明、塩味+炭酸味、金気臭、温め、かけ流し(別源泉は加温あり)
料 金 350円
営業時間 10:00-20:00
第1、3月曜日定休
   

 国道228号線から道道5号線へ入り、上ノ国町と木古内町の町境を目指して走る。山あいに囲まれた天の川沿いの川岸の段丘上に湯ノ岱温泉がある。昔は湯ノ岱荘という宿泊施設があったらしいが、現在はこの日帰り温泉施設と、天の川河畔にある野湯だけ。
 入り口で料金を支払い、奥にある浴室へ向かう。

 

 

 浴室内には大きな浴槽(2号泉)と、奥に小さいジャグジー浴槽(1号泉)がある。打たせ湯もあり、全体的にお湯の成分で床や壁や浴槽が赤茶けているのがわかる。浴室内には炭酸泉にありがちな金気臭がぷんぷん香っている。

 大浴槽は加温ありのかけ流し利用で、温めのセッティング。一緒に入った温泉仲間からは、「ここで終了!もうあとの湯はいらない」と、この温泉がお気に入りですよ発言が聞かれた。静かにかけ流されているお湯と一体化するような感じで、そのまま浴室で眠りたい気持ちになってします。

 

 もう一つの小さい浴槽はひっきりなしにお客さんが入れ替わる。小さな浴槽はがんばって入っても2人サイズで、そこに温い方の源泉がそのまま注がれ加温されずにかけ流されている。炭酸泉なのでそのままでも泡付きがあるのに追い打ちをかけるかのようにジャグジーが稼働している。このジャグジー、うるさくていらないかも?と思えるが、、、この温さがまたたまらなく、ついついじっくり入ってしまう。他のお客のこともあるのでそそくさとこの浴槽から離れたが、入れ替わり立ち代わり利用客が押し寄せる。
 恐るべし国民温泉。長野にある国民温泉よりも田舎に位置しているのに大賑わいだ。どちらの国民温泉も、国民から愛される温泉という意味では同じなのだが、たくさんの国民から利用されているのはこちらなのかもしれない。
2023/8/14