オホーツク稲富温泉(Inatomi Spa


施設名 稲富温泉 稲富荘
場 所 北海道網走市字稲富
源泉名 オホーツク稲富温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉
温 度 51.9℃ pH 7.2 溶存成分総計 13,780mg/kg

(Na 4775mg, Cl 8156mg, Fe(2)2.6mg)

お湯の様子 茶褐色濁り,しょっぱい,熱め,微土類臭+微金気臭,かけ流し
料 金 400円 営業時間 8:00〜21:00

道路拡張に伴う移転工事のため、平成23年末から休業。早期再開を楽しみにしています。


 網走市と大空町の境目から網走市方向へ進む幹線農道沿いにある温泉施設。大きめの看板があるので近くまでたどり着けば間違うことは無いだろう。

 入り口から入ると,民家風の玄関,民家風の通路を抜けて,奥の湯小屋棟へと続いていく。この湯小屋実に渋い造りで,木造の雰囲気抜群の湯小屋なのだ。 左側の浴槽にパイプから源泉がそのまま加水なしで注がれ,右側の浴槽に溢れ出していく。そしてその浴槽から溢れたお湯が手前の小さな浴槽へ注いでかけ流されていく。徐々に湯温が下がっていく仕組みだ。熱湯で46℃,中温で43℃,手前で40℃といった温度でそれぞれ好きな温度でお湯を楽しめるのが特徴だ。お湯はうっすら濁りを呈した茶褐色のお湯で,強烈に塩辛い。ビリッとくる熱めのお湯は肌に差し込むような感じがする。長湯すると確実にヘロヘロになるお湯だ。今回は一番小さいぬるめのお湯にじっくり浸かってお湯を楽しんだ。湯口周辺では金気臭がするお湯なのだが,湯面からは金気臭ではなく土類系の香りに変化している。オホーツク海からは遠いのだが,オホーツク海をイメージできるような力強いお湯で,冬などの季節に重宝されそうな名湯であろう。食塩泉好きには外せない1湯でしょう。

H20/7/20


  
一番左側が源泉100%そのままで熱め浴槽。右になってやや熱め,そこから折れ曲がって手前の小さい温湯浴槽。    源泉投入口は細いパイプから注がせる。