旭温泉(Asahi Spa)


施設名 旭温泉
住 所 天塩郡遠別町旭
源泉名 A】E-1,3,6,7号混合泉
B】富士見の湯
泉 質 A】含よう素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉
B】ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
溶存成分総計 A】16,960mg/kg
B】2,984mg/kg
水素イオンpH A】7.2
B】8.4
湯 温 A】16.9℃
B】12.6℃
お湯の様子 A】オレンジ色濁り、加温あり、熱め、塩味
B】濃茶褐色透明、加温あり、熱め、つるつる
料 金 600円
営業時間 6:30-10:00
14:00-22:00
   

 国道232号線(オロロンライン)沿いにある大きな看板を山の方向に曲がり、6km程進んだ道の行き止まりにある温泉旅館。稚内から南下している途中でふらりと立ち寄ってみた。期待せずに立ち寄ったのだが、まさかの貸し切り、まさかのダブル源泉に驚いてしまった。

 浴室内に入ると、2色の浴槽が見えた。うん?片方は入浴剤かな?と思って入ったところ、「旭の湯」「富士見の湯」のダブル源泉であることがわかった。オレンジ色が旭の湯、茶褐色が富士見の湯だ。

 露天風呂は旭の湯が張られている。露天風呂には歩行浴槽もあり、緑の世界の中のオレンジ色がとても美しく映える。

 

 旭の湯は久しぶりに見た見事なまでのオレンジ色で、秋田県の南玉川温泉を彷彿させるお湯だ。塩味がしっかり感じられるお湯で、加温して利用している。詳しく見ることができなかったが、オーバーフローしていることから、半循環かけ流し利用していると思われる。キシキシした感じではなく、マイルドな食塩泉だ。

 富士見の湯は、濃い褐色からモール泉のように見える。加温しているため最初はあまり感じられなかったが、入っているとつるつるしてくる。こちらもやや熱めのセッティングだ。この日はオレンジの旭も褐色の富士見もどちらもやや熱めの湯温になっていたので、お湯に入っては汗が吹き出し、またお湯で汗を流す感じで入浴した。それはそれで気持ち良いのだが、暑い夏なので、片方のお湯(富士見)をやや温めにセッティングしてくれると2つの源泉をうまく使い分けて、より味わいやすくなるように感じた。

 

 それにしても、恐るべし旭温泉。美しいオレンジ色の旭温泉だけでも十分なのに、さらにもう1つ源泉を使っているところがすばらしい。富士見の湯はローリー温泉(別の場所からタンクローリーで運んで加温)なのだが、クオリティが高いところがさらにすばらしい。なかなか来られる距離では無いと思うが、オロロンラインを通過する際には時間を合わせてでも立ち寄りたいお湯だ。


2025/7/28