養老温泉(Yourou Spa)   


施設名 うら湯
場 所 広島県尾道市美ノ郷町三成
源泉名 浦島旅館 浦島の湯
泉 質 単純放射能冷鉱泉
温 度 17.4℃ pH 6.3 溶存成分総計 240mg/kg
お湯の様子 無色透明、無味、弱消毒臭、循環利用(内湯)、壺湯はかけ流し、加温有り、温泉臭
料 金 500円 営業時間 10:00〜22:00

 山口からの帰り道に広島でふらりと温泉に立ち寄ろうと思って考えていた場所がこの尾道市で、トラックステーションの湯を目ざしていた。やっと尾道トラックステーションにたどり着いたところ、何か活気がないことに不安を感じる。おそるおそる入り口から入っていくと、中のロビーには「宿泊は平成27年1月31日で終了(温泉は平成26年12月8日に閉鎖しております)」と書かれた張り紙が…。ガーン。打ちひしがれた気持ちで第2候補のうら湯を目ざした。うら湯は浦島太郎の浦からつけられた名前で、2013年にオープンしたばかりの新しい日帰り入浴施設だ。

 入り口から入って脱衣所まで行くと、今風の素敵な造りの脱衣所が出迎えてくれた。アメニティもしっかりそろい、至れり尽くせりの施設である。内湯はタイルばりの浴槽が1つあり、ふんわりと消毒系の香りがする循環浴槽だ。サウナもしっかり完備していて利用客でにぎわっている。ここまで説明すると「なぜここに寄ったの?」と思うかもしれない。本題はここからである。この施設、一番奥の扉を開けた先に一坪サイズの壺湯露天があり、そこがかけ流しになっているらしいのだ。扉を開けると、一人サイズの壺湯にとぷとぷとお湯が注がれ溢れているのがわかる。運良く順番待ちせずに入ることができた。内湯とは比べ物にならないくらいやわらかい浴感があり、旅の疲れをザザーッと流してくれる。他の浴客がいるため長湯はできないが、この壺湯に浸かっただけで、尾道トラックステーション閉鎖ショックから立ち直ることができた。
 これから待つ1000km以上にも及ぶ青森までの長旅を思うと気が遠くなりそうだが…、広島→姫路→舞鶴→敦賀→石川→新潟→郡山→仙台→八戸とどこにも寄り道せずまっすぐ帰ったことだけは追記しておきます。自分でもよく走ったと思います。

H27/7/29 


  
きれいで設備がしっかり整った日帰り入浴施設です。  可もなく不可もなくといった内湯。特別特徴はありませんでした。   湯口もいたって普通な石造り。

 
外に出た一坪スペースに源泉かけ流しの壺湯がある。   これがまた気持ち良いのです。