肘折温泉(Hijiori Spa   


施設名   若松屋 旅館村井六助

場 所   山形県最上郡大蔵村南山

 (男女別内湯)

源泉名   組合2号源泉

泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹−食塩泉)

温 度   87.5℃   pH  7.4   溶存成分総計  4,016mg/kg

お湯の様子 薄白濁透明,熱め,かけ流し,炭酸味,金気臭,赤茶色の湯花が多数


源泉名   組合3号源泉

泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹−食塩泉)

温 度   73.5℃   pH  6.7   溶存成分総計  3,132mg/kg

お湯の様子 薄白濁緑色,熱め,かけ流し,炭酸味

 (幸の湯)

源泉名   村井源泉

泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹-食塩泉)

温 度   43.0℃   pH  6.2   溶存成分総計  1,853mg/kg

お湯の様子 無色透明,金気臭,炭酸味+苦味,やや熱め,茶色湯花あり,泡つきややあり

料 金   300円    時 間  10:00〜16:00


 肘折温泉街の中央に位置する,三春屋の向かいにある新しくなった湯治宿。

 浴室が2つあり, 男女別の内湯には組合2号泉と3号泉の混合源泉が,貸切混浴浴室には独自源泉の村井源泉が注がれている。貸切の混浴浴室は狭めで,脱衣所も浴室も大人2人が入ると狭くなるほどの広さ。玄関のすぐ脇の位置,外の足湯がある裏にある。狭い浴槽にとぷとぷと的温な源泉が注がれ,かけ流されている。暗い浴室のためお湯の色は見えにくいが無色透明,若干茶色のふわふわ湯花が舞う。三春屋よりも甘みが少ない炭酸味がする。泡つきも少な目。このお湯は高松宮殿下が訪れた際に御命名下さったお湯で「幸の湯」と呼ばれている独自源泉。だんぜん良い。
 男女別の内湯は大きめの浴槽が1つあり,新しくリニューアルした浴室にいい雰囲気でマッチしている。お湯はとろみのある混合源泉。源泉自体が熱いため加水がある。こちらのお湯は汗が出る。どちらも雰囲気良しなので一度は試してほしい。

H17/8/12


幸の湯浴室湯口。狭いからまた良い。     男女別内湯。混合源泉を利用。こちらもゆったり。


 久しぶりに若松屋の自家源泉を味わいました。友人が湯めぐりをしている間にどこか入りたいところは無いかなと考えて一番惹かれたお湯でした。さっそく幸の湯浴室の札を貸切にし,じっくり味わいました。外にある足湯への配湯を止めているせいか,浴槽内の温度はやや熱め。熱すぎず,それでいて温くなくちょうど良い温度に設定されていました。暗い浴室内で,小さな浴槽から溢れ出すお湯がキラキラと輝きながら側溝へ流れ落ちていく姿はとても美しく,うっとりしてしまいました。この日のお湯は炭酸味+えぐ味が入り,独自源泉らしい独特な味でした。入っては洗い場で休み,また入っては休む。これを繰り返しているうちに,あっという間に1時間近くが過ぎていました。他の湯巡りもパスし,ここで十分満喫したのであとは宿泊宿へと戻りました。
 今回もまた男女別の内湯を利用することなく若松屋を後にしました。

H21/1/10再訪


こちらの入り口から貸切風呂を利用します。    小さなサイズに注がれる透明なお湯。    炭酸味よりもえぐ味のほうがちょっと強めでした。