東根温泉(Higashine Spa)   


施設名 公衆浴場 旧オオタ湯
場 所 山形県東根市温泉町1丁目
源泉名 東根温泉組合14号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)
温 度 57.1℃ pH 8.1 溶存成分総計 1,261mg/kg
お湯の様子 茶褐色透明,無味,弱硫黄臭,半循環かけ流し,熱め
料 金 350円 営業時間 7:00〜21:00

平成20年1月18日に新築移転になりました。(新オオタ湯のレポは下段にあります)


 東根温泉厚生会館を過ぎて最初の十字路を南へ曲がり細い路地を抜けると広い駐車場へ出る。十字路を北へ向かうと沖の湯。紫色の不気味な建物とメッシュの横断幕が目印。どちらも東根温泉内にある民営の公衆浴場。

 東根温泉街の中心に位置し,ボディーソープやシャンプーなどが完備されている銭湯。とはいっても大規模ではなくどの街にでもありそうな温泉銭湯。東根地区に置いて350円はやや暴利。しかしお湯は確かで, 茶褐色透明で適温なお湯が注がれかけ流されている。東根のお湯は好きだが,熱いお湯がいやという人にとってはここは丁度良いかもしれない。熱湯好きは迷わず石の湯か厚生会館(閉鎖)へGO! するべきでしょう。

H15/8/13再訪 

 



施設名 公衆浴場 新オオタ湯
場 所 山形県東根市東根甲
源泉名 東根温泉組合17号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹・食塩泉)
温 度 54.2℃ pH 7.8 溶存成分総計 968mg/kg
お湯の様子 茶褐色透明,無味,弱アブラ臭,半循環かけ流し,やや熱め
料 金 350円 営業時間 6:00〜21:00

 東根温泉街から外れた位置に新しく立てられた新オオタ湯に行ってみた。場所は東根温泉入り口にあるホームセンタージョイの角から旧13号線を南下する。その道沿い左側にあるのですぐに見つけることができる。入浴料金は依然と変わらず350円だ。

 入り口から入って左に男女別の内湯がある。広く天井が高い開放感がある脱衣所で、洗面台もおしゃれなカラーリングになっている。脱衣所の一角にはバリアフリーのトイレがあり、ドアを開けると便座がオープンになるという実に近代的なアイテムがある。さすがリニューアルオープンしただけ有ります。
 浴室は広く、たくさんの洗い場が並んでいる。その奥に横に長い広めの浴槽が1つあるだけのシンプルな設計になっている。リニューアルした割には昔と同じで、浴槽内の一部にジャグジーがあるだけというものだ。そして浴槽中央には丸い湯温計がニョキっと突き出ている。
 さすがオオタ湯と思えるのが浴槽の色だ。今までオオタ湯というとその独創的なカラーだったが、この新オオタ湯でも健在だ。湯の色が茶褐色だというのに浴槽のカラーがオーシャンブルーなのだ。写真を見てわかるとおり、きれいな色のお湯が逆に非常に不気味な色に見えてしまう。竹筒湯口から注がれるお湯は源泉そのままの熱いお湯で、しっかりとアブラ臭が香る。浴槽からもうっすらアブラ臭を感知できるのがうれしい。お湯は半循環で利用されており、少しだけかけ流しもみられる。以前のオオタ湯の良さをそのまま残した感じがあり、非常に好感が持てるリニューアルだ。
 この値段で入れるとなると、自分ならついつい別の浴室へ向かってしまう!というのが東根温泉のレベルの高さの証しなのかも知れない。

 最後に不思議な物を一つ。駐車場の隅にある建物角のスペースになぜかプラスチック製の水槽がおいてあり、源泉かけ流しになっている。これは露天なのか?ちなみにお湯からはしっかりアブラ臭が香っていました。

H20/4/26再訪 


  
この細長い浴槽が1つあるだけのシンプルな設計。    湯口は不思議な竹筒湯口。    浴槽の中央ににょきっと伸びる温度計。

  
このトイレが不思議。脱衣所一体型で床と天井は吹き抜け。  扉を開けると自動的に便座もオープンする。    外にある謎の露天風呂(???)