東根温泉(Higashine Spa)   


施設名 こころの宿 青松館
場 所 山形県東根市温泉町1丁目
源泉名 東根温泉組合15号源泉
泉 質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 67.5℃ pH 8.5 溶存成分総計 1,151mg/kg
(Cl 360mg SO4 161mg HCO3 164mg, H2S 0.2mg,HS 1.9mg)
お湯の様子 茶褐色透明,微微塩味,ややあつめ,微硫黄臭,かけ流し
料 金 300円 営業時間 13:00〜20:00

 東根温泉の一番奥にある中堅旅館。大通りからまっすぐ進んでホテル来山荘と長岡旅館を過ぎ,温泉街がとぎれる手前にある。昼過ぎから入浴を受け付けており,地元民も利用しに来ている。

 フロントで受付を済ませ,左にある玉砂利をひいた渡り廊下を進んだ先に男女別の内湯がある。浴室は広めで,円形にせり出したような湯小屋を仕切って男女別に利用している。周りが窓になっていて明るい浴室の中央部分に広めの浴槽がある。この浴槽に柱の裏にある石タイル湯口からお湯を注がせている。琥珀色でうっすら硫黄臭がする東根温泉のお湯だ。やや熱めにセッティングされたお湯がはられる浴槽内には2本ジャグジーがあり,浴客を癒している。湯口周辺で硫黄臭があるお湯だが,湯面ではうっすら香る程度になっている。浴槽が広く,換気も十分なされているために香りがこもらないようになっているからだ。それでもこのお湯が気持ちよい。溢れるスポットが1ヶ所しかないので広い浴室内でトドになることはできないが,開放的な窓辺でゆったりしながら体を冷まして再びこのお湯に浸かると気持ち良いのでこれはこれで良い。数人いた浴客が全員いなくなり,気がつけばたった一人でこの浴室を独占していた。何という贅沢。それから汗がひくまでの間のんびりと浴室内で過ごした。広めの浴室で,開放的な気分で湯浴みをしたい人にはとてもオススメなお湯だ。

H20/8/12


  
男女のしきりに合わせて作られた内湯。柱の陰に湯口がある。    柱の陰の湯口は2方向に段々で注がせる。    かけ流しスポットからあふれる琥珀色のお湯。