温泉(Dai Spa    


施設名 松田屋本館
場 所 岩手県花巻市台
源泉名 源泉名不明
泉 質 単純硫黄泉
温 度 - pH 溶存成分総計 -
お湯の様子 無色透明,無味,ヒノキ系アブラ臭,やや熱め,かけ流し
料 金 500円 営業時間 11:00〜22:00

 花巻温泉の奥,歴史ある台温泉の奥の方にある旅館でつい最近までは「松庵」という名前だった。向かいにある松田屋別館とは経営者が同じで,片方に入浴料を払うとこちらと別館の両方を味わうことができる。別館の方は循環利用だが,本館のほうはかけ流しになっていて露天風呂もある。

 入口に入って呼べど叫べど誰も出てこない。別館にいた若旦那に許可を取っていたので対応はないが勝手に上がらせてもらう。この日は3階の小浴室が男性用,1階の大浴場が女性用の時間帯だった。3階まで上がると客がいなかったので貸切利用できた。白いタイルを基調とした流線型の浴槽で,明るい光で照らされている。浴槽内にある湯口から熱めの源泉が少しずつ注がれかけ流している。お湯からはヒノキ系のアブラ臭が感じられる。なぜ?台温泉でヒノキ系?浴槽がタイルなのでお湯以外から香っているわけではない。ではお湯をためているタンクなのか?理由は謎であるが明らかにアブラ臭が香る。うっとりと湯面に鼻をつけて満喫してしまった。ここの小浴室はお願いすると家族風呂として貸切利用できるというのもうれしい。
 1階にある露天風呂は景色を味わうというよりお湯の風情と外気を味わう感じの良い造りをしている。湯口からは硫黄臭がする熱めの源泉が注がれ,やや広めの浴槽からかけ流されている。こちらのお湯からはアブラ臭を感知できない。どちらかというと露天風呂の方が台温泉らしいお湯を味わうことができる。別館と本館の両方を味わって500円という入浴料は破格の安さだと思う。ぜひ一度は訪れてほしい。

H18/9/16


 アブラ臭好きの友人が久しぶりに東北に来たということで、少しでもアブラ臭が香る施設はないかと考え、この松田屋を訪れてみた。台温泉では珍しく、三右エ門とここがアブラ臭が香っている。今回は男性用が露天風呂、女性用が内風呂だった。男性用露天風呂は湯温が48℃と激熱で、攪拌しただけでは足りずにフォースの力(加水用ホース)に頼って46℃まで湯温を下げて湯浴みした。外気は−4℃と冷たく、湯温は46℃と熱め。この日の香りはうっすらアブラ臭でした。絶好調の時とはほど遠いですが、アブラ臭が感じ取れたので良かったです。できれば3階の貸切風呂に浸かりたかった…。

H23/1/8


 
小浴場は小さいが小さい分お湯をしっかり味わうことができる。  アチチ名お湯が注がれる源泉口

  
露天風呂は外気を感じながら熱めのお湯を味わえる。  木の樋から硫黄臭がするお湯が少しずつ注がれる。   露天の壁に掛けられた湯おけがナイス。