赤岩温泉(Akaiwa Spa)
施設名 誠法館 場 所 群馬県みなかみ町 源泉名 赤岩温泉(太子の湯) 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 温 度 29.7℃ pH 8.9 溶存成分総計 1,050mg/kg (Na 184mg, Ca 138mg, SO4 636mg)
お湯の様子 無色透明,ぬるめ,無味,温泉臭,かけ流し 料 金 日帰り不可 営業時間 −
群馬県みなかみ町にある独自源泉の宿。国道17号三国街道沿いにあり,すぐ横にある切り立った岩が赤いことからこの名前がついた。数百メートル手前にある湯宿温泉からは歩いて3分程度の距離で,温泉郷の中では湯宿温泉としてくくられることが多い。太子の湯と呼ばれる源泉は,湯温が温いためボイラーを使って沸かしたお湯を贅沢にかけ流している。この宿は宿泊客のために日帰り入浴は行っていない。今回は1泊朝食付き4200円で宿泊利用した。
入口から入るとまず熊の剥製が首にいらっしゃいませというプレートをかけて出迎えてくれる。女将より従業員より先に熊と会話することになる。早速部屋に通され,3階にある部屋まで階段を上っていった。部屋は2間続きの広めの部屋で,ゆったり過ごすことができた。
いよいよ浴室である。ここの浴室,大浴場と婦人浴場があり,大浴場はその名の通り広めで2つの浴槽が繋がっているゆったりした造り。婦人浴場は総檜造りの小さな浴槽に狭い浴室。浴槽の雰囲気なら婦人浴室。ゆったりじっくり浸かるには大浴場が良い。お湯は無色透明で温め,ほんわかと温泉臭が香り,静かに静かにかけ流されている。温めで透明なお湯はやわらかめで肌にからみついてくるような浴感がある。長湯しても疲れないのが特徴だ。床や浴槽の底に敷かれている石タイルの色が美しく,朝湯をしたときはまどから入る明かりと色がマッチしてとても幻想的な空間を作り上げていた。ここはすばらしい。時間さえあればずっと浸かり続けたいそんなお湯だ。
朝一番で婦人風呂のほうも貸切で利用した。こちらは小さい浴槽に体を沈めた瞬間に起きる大洪水がすごい。大浴場よりも温めのお湯が注がれる木の浴槽もまた心地よさをアップさせる。大浴場も婦人風呂もどちらも本当にすばらしいと感じた。
朝食もおいしくいただき,ごはんを4杯おかわりしてしまった。これだけ満喫して4200円は破格だと思います。帰り際,玄関上の梁にツバメが巣作りを始めていた。女将曰く,この巣作りをじっと見守っているのもまた楽しいのだとか。ここは本当にのんびりした良いお宿でした。H19/7/15宿泊
こちらが男性浴室。美しい床が透き通って見える。 湯口の樋から静かに注がれかけ流し。 旅館内は昔ながらの造りでギシギシいう階段もレトロ。
こちらが婦人浴場。 小さめの浴室で木造の浴槽が美しい。 湯口もなかなか味わいがある。 朝ご飯もおいしくたくさん食べました。