川原湯温泉(Kawarayu Spa


施設名 共同浴場「王湯」
場 所 群馬県長野原町川原湯
源泉名 川原湯温泉
泉 質

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

温 度 71.6℃ pH 溶存成分総計 1,941mg/kg
お湯の様子 うす白濁透明,硫黄臭,硫黄味,あつめ,かけ流し ,3本の源泉をブレンド
料 金 300円 営業時間 10:00〜18:00

 国道145号線吾妻川を挟んだ対岸にある温泉街の中心にある。八ッ場ダムが完成すると温泉街の上部まですっぽりダムに沈む予定。

 王湯には男女別の内湯が1つずつと露天風呂が1つずつあり,渡り廊下で繋がっている。内湯へは階段を下るアプローチで,下にも休憩所みたいな脱衣所がある。実に不思議な造り。内湯は3本の源泉がブレンド投入されており,あつめでしっかりした硫黄臭がする。どちらかというと焦がした感じの硫黄臭で,熱いお湯とジャストフィットしていて心地よい。ここはとてもお気に入りです。
 露天風呂は,他の共同浴場笹湯と同じお湯で,近代的なコンクリート造りのもの。笹湯を満喫できればここはパスして良い。

H17/2/19

  
露天風呂は白濁なし。笹湯と同じお湯。      内湯の微白濁,焦がし硫黄臭が心地よい。      湯口は3箇所あり,源泉がブレンドになっている。


 長野・群馬遠征の最後を飾ったのが共同浴場「王湯」だ。ここは以前も訪れていて,3つの源泉のブレンドが強烈な印象だったので最後はここにしようと心に決めていたのだ。脱衣所が上と下の両側にあること,シンプルな浴槽が一つだけあること等,以前と全く代わらない佇まいを見せていた。以前訪れたときは上の脱衣所で脱いだので今回は下にある窓に面した場所で脱衣してみた。窓の外には緑色に染まったうっそうとした崖森が見える。崖から吹いてくる風が冷たくて気持ち良い。
 浴室内に入ってみると相変わらずのすばらしい焦がし硫黄臭が漂っている。今回はゆったりとお湯に浸かった。3つある源泉の注ぎ口から出ているお湯を1つずつ味わってみると全く違う個性ある源泉だということがよくわかった。硫黄臭が濃いもの,ゴム系のアブラ臭をさせているもの,硫黄味が濃いものと全く違う源泉だと判別できた。ここは本当にすばらしい。笹湯同様,ダムの底に沈ませるなんて本当にもったいない話だ。また次回関東遠征の時もこのすばらしい浴場であってほしい。

H19/7/16再訪


  
湯気もなく美しい浴槽が良く見えます。   奥にある源泉。こちらがゴム系アブラ臭が香る。   こちらが硫黄臭がある源泉と薄めの源泉。

  
脱衣所から降りていくと下に下っていくすばらしいアプローチ。   王湯源泉は浴場のすぐ横にある。    このマークが印象的。入口に掲げてある。