川原湯温泉(Kawarayu Spa


施設名 共同浴場「王湯会館」
場 所 群馬県長野原町川原湯
源泉名 川原湯温泉(新湯)
泉 質

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)

温 度 79.3℃ pH 7.2 溶存成分総計 2,150mg/kg
(Na 352mg, Ca 341mg. Cl 380mg, SO4 579mg, HS 2.6mg, H2S 1.9mg)
お湯の様子 無色透明,硫黄臭,ややあつめ,かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00〜18:00

 関東群馬遠征は3度目になるが、3回とも立ち寄っているのがこの王湯だ。今回は11月に移転して営業を開始したばかりの新王湯会館に行ってみた。場所は新川原湯温泉駅からトンネルを一つ戻った更地の角にある。駅からのアクセスはあまり良くない。駐車場も造成中のため、ちょっとばかり歩くことになる。それにしても周りには何もない場所で、おみやげ物屋が1軒あるだけの寂しい場所だ。旧温泉街から移転した数軒の旅館はそれぞれ離れた場所に建っているため、温泉街という感覚が全く無くなってしまっている。昔の川原湯温泉を知っている分、寂しさがこみ上げてきた。

 入り口から入ると、立派な受付があり、左右に男女別の浴室がある。内湯は大きめの石タイル浴槽が1つあるだけで、2方向に洗い場が並ぶ。内湯はやや熱めの温度設定で43℃。緑色っぽく見えるが無色透明なお湯で、薄目の硫黄臭が感じられる。以前のようなゴム硫黄臭(焦がし硫黄臭)はしない。以前の川原湯温泉とは全く別物と考えた方が良さそうだ。このお湯はこのお湯でとても心地よい。続いて露天風呂に行ってみた。こちらは景色が良く、谷側の様子がはっきり見える露天風呂だ。扇形のようにカーブをしていて、こちらも10人くらいが利用できそうなサイズだ。地域住民にとっても広々とお湯に浸かることができる良い施設に生まれ変わった王湯だが…、良くなったけれども、どうしても昔と比べてしまう自分がいる。ダムの建設さえなければ…と思う今日このごろです。

H26/11/21



内湯は大きめで、10人以上のサイズ。無色透明なお湯が注がれる。   湯口には王湯のマークがしっかり刻まれている。   かけ流しスペースは窓際。


湯口周辺のふち。あふれ出しは窓側に行っている。     こちら露天風呂。景色は抜群の良い。     まだまだ造成途中の新川原湯温泉街。おそらく旅館が建ち並ぶことはなさそう。