草津温泉(Kusatsu Spa)
施設名 共同浴場 巽の湯 場 所 群馬県草津町 源泉名 湯畑源泉 泉 質 酸性・硫酸塩・塩化物泉
温 度 55.1℃ pH 2.2 溶存成分総計 1,630mg/kg お湯の様子 無色透明,適温,酸味,弱硫黄臭,かけ流し 料 金 無料 営業時間 24時間営業
温泉街よりもかなり離れた遠い場所にあるが,草津温泉の大通りに面した共同浴場で比較的見つけやすい。駐車場が無いため,やはり徒歩で来るしかない。この日は友人に送迎してもらったため,スムーズに利用することができた。
浴室は他の共同浴場と違って広め。しかもコンクリート浴槽の縁は木で枠組みされている。この木枠が角で十字に交差しており,風格を漂わせる形になっている。水色っぽいペンキで塗られた浴槽が明るい色を演出している。パイプから勢いよく注がれる源泉は湯畑源泉で,とろとろした感じのお湯。酸味が強く,肌に少しだけ刺激を感じる。この日はやや温めの適温になっており,このまま浴槽に浸かりながら眠ってしまいたいくらい快適だった。硫黄臭というよりは酸っぱい香りが鼻につき,これぞ酸性泉のお湯だと改めて感じさせてくれる。使われている湯畑のお湯が刺激が少ないことと,木の縁が頭をのせるのにちょうど良いことを併せて考えると,のんびりゆったり草津の共同浴場に浸かるにはここの共同浴場は一番オススメである。
H19/7/15
木枠の浴槽縁が非常に印象的なお湯。浴槽はほぼ正方形。 湯口はやはりいつものパイプから注がれる。 この角の交差具合がとても微妙に美しい。
本当は入るつもりが無かったのですが…、友人の湯めぐりパワーに触発され、案内しながらついつい巽の湯に吸い込まれてしまいました。この浴槽の校倉づくりのような角の造りが見たくて、ついつい入ってしまったのです。湯畑源泉が注がれる浴槽は、以前のイメージよりも狭めでした。もっと広いと感じていたのは昼間だったからでしょうか?夜に来るとまた違った共同浴場の姿が見られるのですね。これもまた楽しみの一つなのかもしれません。一緒に巡っていた友人が、「ここの湯畑源泉薄くない?」と言っていましたが、自分にはあまりよくそれがわかりませんでした。この日すでに草津10湯を越えている友人の肌は、草津のお湯の違いを読みとるまでに成長を遂げていました。自信を持って「万代鉱」「湯畑」「白旗」などと、分析表を見ずにお湯を当てるのです。いやぁ、すごいねぇ。MT単純泉系だと違いがわかるのですが、硫黄泉はあまりよくわかりません。やはり好みの違いでしょうか?個人的に、硫黄臭がするお湯は全部素敵な硫黄泉に見えてくるのですが・・・。
H19/7/15
夜の入り口はまた風情が深まりますね。 この校倉造りのような浴槽の角が見たかったんです。